第02話 我が声に応えよ

WoW

やはりか弱い美少女見習いWarlockの一人旅は危険ですね、うん。Warlock最大の特徴ともいえるPet君が居ないときついです。どたばたしている間にLv4になったので、我らがWarlockの師匠に会いにいきました。
セシリー「どうも~、ドルッシラ先生。Lv4になったので新しい魔法とPet召喚魔法教えてくださいな」
ドルッシラ先生「え、Pet召喚魔法? まだ覚えてなかったの?」
セシリー「えっと、それはどういう意味でしょう・・・」
ドルッシラ先生「セシリー、落ち着いてよく聞いてね。初めの召喚魔法Summon:ImpはLv1から覚えられるわよ
この世界はWoW。EQ2ではありません・・・ですがあえて言わせてください。
セシリー「な、なんだってー!?(c)Tamariel」

がっくりとうなだれるセシを、慰めるように話を続けるドルッシラ先生。
ドルッシラ先生「ま~ま~、落ち着きなさいセシリー。Summon:Impを教えるにはある物を取り返してもらわないと」
セシリー「Lv1から召喚できたなんて、セシのこれまでの苦労は一体・・・やっぱり牛さん? 牛さんの呪いなの?」
ドルッシラ「貴方も知ってのとおり、最近この近くで山賊団『アーカーバダンナ』の動きが活発になっているの。私も警備団に退治を頼まれたんだけど、めんどくさくて何もしてないわ。ま~、それはいいんだけど、あいつらこともあろうに私の大切な本を盗んでいったのよ! 何としても取り返さないといけないんだけど、私自身が赴くと、えっとほら、私って美人だから何もしなくても目立っちゃうのよね。だから取り返しにいってもすぐに気づかれてしまうでしょう。そこで貴方に取り返しに行ってほしいわけ、どう?」
セシリー「でも、きっとあの牛さんは気絶してただけだよ。うん、セシが死んだと思い込んじゃっただけで、今もねこたちにミルクを。あ、でもセシが死んじゃった時、近くで牛さんの鳴き声が聞こえてきたような。嗚呼、やっぱり死んじゃった?」
ドルッシラ「セシリー、牛さんはいいから帰ってきなさい!」
セシリー「は!?」
ドルッシラ「貴方はまだLv4。先はまだまだ長いわ。牛さんもきっと草葉の陰から貴方を呪っている、じゃない応援しているわ」
セシリー「そうですね、分かりました。先生の本を取り返してきます!」
空に牛さんの笑顔が浮かび上がるのを見ながら、目指すは山賊団『アーカーバダンナ』がたむろするNorthshine Vaineyard。

前回あっさり殺されてしまったセシですが、あれからLvも1上がり新しい魔法も3つほど増えました。DoTが2つとWarlock特有のSpell Curse(呪い)です。
セシリー「昨日はよくも殺してくれたな、セシの恨みの深さをしるがいい! Curse of Weakness!」
DoT → Curse → ShadowBolt(DD)コンボでLv5の敵もなんなく撃破、リベンジ完了なり。赤いバンダナを何故か口に巻いた山賊団『アーカーバダンナ』は、わんこやコボルドと違って彼らの視界に入り次第攻撃してきます。次々襲いかかってくる彼らを呪い殺し、ドルッシア先生が言っていた盗まれた本が保管されているテントに到着。

う~ん、テントの前には3人の見張りが居ます。どうしたもんか。
セシリー「ま~、なんとかなるでしょ」
何の策もなしに自信満々でテントへ乗り込むセシ。用意万端で出迎える見張り3人組、そして・・・

ああ、そうそう死んだ時について説明の補足がありました。セシはよく死んでしまった時の地点を忘れてしまうんですが、WoWでは幽霊状態でMapを開くと Corpseと、赤文字で死体の場所を教えてくれます。このおかげで迷子マスターのセシも迷うことなく。
セシリー「回収完了~」

さすがに3 Vs 1ではだめだったです・・・・う~ん、MezもないしPet君もまだ居ないし、悩みに悩んだ挙句、主人公セシリーが取った行動がこちら『3人一緒に来ても無視して一人だけKillして逃げよう!』うう、我ながらせこい。日記前のみんなの呆れ顔が目に浮かびます(@_@; ちょっと自己嫌悪に陥りかけましたが、これもPet君を手に入れるためです。3 Vs 1 → 2 Vs 1と減らしていき、ドルッシア先生秘蔵の本『Power Of the Void』をGet~。

セシリー「本取り返してきましたよ~、ドルッシア先生」
ドルッシア先生「ああ、ありがとうセシリー。約束どおり召喚術Summon:Impを教えるわね」
セシリー「やった~」
早速召喚してみましょう。
セシリー「闇の世界の案内人、暗き知識の担い手Impよ。我が声、我が求めに応じこの世界に降り立ちたまえSummon:Imp!」

セシの足元に魔方陣が浮かび、頭上に光が集まっていく。異界の扉が開きその中から出てきたのは。

待望のPet Imp君です!(>_</b
セシリー「ようこそAzerothへ、Imp君!」
Imp君「お、あにきがおいらをこの世界に呼んだんですかい?」
セシリー「あ、あにきって・・・マスターって呼んでよ」
Imp君「分かりました、マスターのあにき~」
う~む、どうやら知性はそんなにないようです・・・。
セシリー「う~ん。まあ、そのうちなおるかな。あ、いつまでもImp君では呼びづらいから、君に名前をつけてあげよう」
Imp君「かっこいい名前でお願しますぜ」
セシリー「まかせて、まかせて。う~ん、そうだな。インプだから・・・プーインでどう!?」
Imp君「あにき真面目にお願いします!」
セシリー「う、OK。じゃあ、思い切って・・・イプーンとか!?」
Imp君「すいやせん、実家(闇の世界)に帰らせていただきます」
セシリー「ああ、待って! ちゃんと考えるから」
Imp君「今までちゃんと考えてなかったんかーい!」
セシリー「ん~と、キューズ、キューズ・ペップでどう?」
Imp君「まあ、今までよりましかな。その辺で手をうちましょう」
セシリー「よ~し、よろしくね。キューズ君」
キューズ君「よろしくお願いしまさぁ、あにき」

名前も決まったところで、試しに戦闘してみよう~。どうせなら強い敵とってことでLv4なのに、Lv6の山賊に挑んでみました。
セシリー「いくよ、キューズ君!」
キューズ君「あいさ~」
山賊「む、来るか!?」
セシリー「はあああああああ! Summon:Imp!」

セシリー「間違えたあああああああああ」
山賊「俺がいうことじゃないと思うが・・・大丈夫か?」
2匹同時に召喚できるはずもなく、横に居たキューズ君は消えてしまいました & 召喚系魔法ってCast長! うわ~ん(p_;
セシリー「お、おぼえてろよ~」
山賊「あ、それ俺の捨て台詞ね・・・」

キューズ君「もう、しっかりしてくださいよ。なにやってんですかあにき!」
セシリー「ご、ごめん」
一端戦況を建て直し(←逃げた)改めて戦闘してみると、どうやらキューズ君はMage Typeのようです。主な戦闘手段はFireball(MageのDD)で、息が合ってくると。
セシリー「いくよキューズ君、Shadowbolt~」
キューズ君「まかせてくだせい、Fireball~」

このように同時攻撃が可能になり、一人で戦ってた時よりかなり楽に(^^

Hateはダメージ総量で決まるみたい。MobをPetとセシの間に挟んでダメージ調整すると、Mobがいったりきたりして安全に狩れたりもします。Lv2、3差もなんのそので勝てちゃいました。ああ、なんて頼りになるんだキューズ君! 移動する時もセシの後を、トコトコついてきてラブリー。
セシリー「もうキューズ君なしの生活は考えられないよ、うん。あれ? キューズ君?」
振り返るとセシの後を少し遅れて歩いていたキューズ君が居ません、散歩でしょうか。む、なんかキューズ君のHP減っていく。来た道を少し戻ってみると、思いっきり山賊と戦っていました。しかも2 Vs 1で・・・。
キューズ「あ、あにき。タースーケーテー」
う、どうやら絡まれちゃったみたいですね。WoWではPlayerのPet、KoSなモンスターに当然攻撃を受けます。なんでマスターたるセシが、Petを助けるんだよ。普通逆でしょ、逆! と思いはしましたがなにせ初めてのPet、やはり死んでほしくはありません。守らねば!
セシリー「待ってて、今行くよキューズ君!」
急いで駆けつけるも、時既に遅くキューズ君殉職(p_; Petが死ぬと当然Mobはマスターに向かってきます。2 Vs 1でしたがキューズ君が、がんばって減らしててくれたおかげでKilled。仇討ち完了です。

悲しみにくれながら、もう1度異界の扉を開きます。
セシリー「闇の世界の案内人、暗き知識の担い手Impよ。我が声、我が求めに応じこの世界に降り立ちたまえSummon:Imp!」
現れたImpは前と同じキューズ君! きっとあれです。彼ら異世界の住人は精神体で、こちらの世界で身体(物質)を破壊されても平気なんでしょう。うん、そうに違いない(-_-
セシリー「もう、セシから離れちゃだめだよキューズ君」
キューズ君「まかせて、まかせて」
セシリー「よし、じゃ第1話で受けた山賊団『アーカーバダンナ』のバンダナ集めよう~」
歩き出すセシ。
キューズ君「うい~っす、Fireball~」
セシリー「え?」
山賊「あちち、また貴様か!」
キューズ君「ふふふ、今度は負けないぜ。あにきもそばに居るしな!」
山賊「なにおう!」
えっと、セシまだ攻撃命令だしていないんですけど・・・。
キューズ君「あいてて、あにき。何ぼーっとしてるんですか!」
セシリー「あ、ごめ~ん」
とにかく戦闘にはいってしまった山賊をKill。

セシリー「はぁ、はぁ。キューズ君、一体何やってるの! セシまだ攻撃命令だしてないでしょ!」
キューズ君「よし、次だFireball~」
セシリー「キュ、キューズ君!?」
視界に入ったら所構わず、Fireballを打ちまくるキューズ君。どうやら初めに襲われたときも彼からしかけたようです。そして何度も何度も死んでいきます・・・。い、いけない。ここは一発マスターとしてびしっと言ってやらねば!

本日何回目かの召喚。
セシリー「闇の世界の案内人、暗き知識の担い手Impよ。我が声、我が求めに応じこの世界に降り立ちたまえSummon:Imp! ふう、キューズ君ちょっとそこに座りなさい。話あるから」
キューズ君「む、敵発見。これより攻撃に入るぜ! Fireball~」
セシリー「おーい、セシの話を聞いてくれ~(p_;」
どうにもおかしい。Warlockみんながこんな感じでは、Partyなんて入れてもらえるはずがありません。じーっとPet Command Windowを見つめるセシ。そしてようやくあることに気がつきました。

そう、攻撃姿勢命令の項目に・・・。

すっかり疲れ果てたセシは、大人しくなったキューズ君と一緒に、Goldshireという場所にある宿屋で休むことにしました。
セシリー「ふ~、疲れたねキューズ君」
キューズ君「そうですかい? おいらまだまだ元気いっぱいでさぁ。あ、もう一働きしてきやしょうか?」
セシリー「・・・・・ふう、ちょっと座ろう」

こうして、セシとキューズ君の冒険は不安と共に始まったのでした。


補足

攻撃姿勢命令をDeffensiveにした途端、キューズ君おとなしくなりました。気づくまでに10回くらい召喚した気が(^^; WoWでは椅子などに右クリックで座ることができます。
今日のサービスショット

Human男のダンス・・・イカス。

 

次回予告

不安と共に始まったセシとキューズ君の旅。
セシリー「いよいよ、コボルドの洞窟だ。気を引き締めていこうねキューズ君」
キューズ君「あ~れ~、タースーケーテー。あにき~」
セシリー「・・・・・。」
果たしてキューズ君は本当にセシリーの味方なのか!?
次回「主従交代~下克上のキューズ~」 乞うご期待!


Played in 2005/07/25

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