弟27話 白き導き手、傷つきながらも僕らは

WoW

ぼちぼちセシたちもDuskwoodなどのAlliance、Horde共有テリトリーで冒険することが増え、Hordeたちの姿を見かけることが多くなってきました。未だにHordeと出会ったとき殴りかかるか、無視するか、友好的に近づいていくかで迷います。そして迷っている間に攻撃されて気がつけば瀕死になったり、Mobと戦闘中に突然攻撃されたりと、PvP満喫中のセシです。

でも、こういう殺し殺されてというゲームは初めてだったので、軽い疲れを感じはじめた日々。そんな時でした、Duskwoodのポストにセシ宛の手紙が届いたのです。
セシリー「こ、これは。あの伝説の!?」

セシリー「伝説の白にゃんこおおおおおおおおおおおおおお!?」
ヴォイド君「落ち着いてくださいマスター。お、が多すぎです!」
セシリー「いや、だってあれだよ。白いんだよ? ねこが?」
ヴォイド君「当たり前でしょう。白にゃんこなんですから」
さっそく、呼び出してみましょう。
セシリー「白き穢れなき体を持ちし平和の導き手よ。我が下に降り立ち、我が心を癒したまえ~」
ヴォイド君「いや、そんな呪文ないですから! 右クリックするだけでしょ!?」
しゅわわ~ん。

セシリー「うわあああああああ、かわいい! かわいすぎ!」
ヴォイド君「マスター、いきなり街中で大声だすのやめましょうよ。みんなびっくりしてますよ! あ、どうもすいませんみなさん。この人はただのねこ好きで危険はありませんから、はい」
セシリー「ヴォイド君、セシは決めたよ!」
ヴォイド君「は? 何をです? ついにRobe売る気になりましたか??」
セシリー「売ってたまるかああ! そうじゃなくてもうセシはHordeを見つけたとき迷わないよ。やはり争いはいけない、これからセシは平和の使者としてAzeroth中を回ることにする。このホワちゃんと一緒にね」
ヴォイド君「何言ってるんですか、マスターは闇の魔法の使い手Warlockなんですよ? これまでだってさんざん牛さんやにわとりっちを殺害し、ボルドーさんを見捨て、Mobを呪ってきたじゃないですか! っていうか、ホワちゃんってなんか語呂悪くないですか!?」
セシリー「さあ、行こうかホワちゃん。ここからセシの新たな旅の始まりだよ」
先行くセシの後を必死に走って追ってくるホワちゃん。う~ん、思わず加速しちゃうね!?

Mobと戦っている時も

そのかわいさでセシの心をがっちり掴みます。
ヴォイド君「おいいいい、戦えやー!!」

なんとかホワちゃんの究極のプリチーポーズを撮影しようとパシャパシャしてると、昼間にもかかわらずDoraさんがPop。
セシリー「あれ どうしたの?」
Dorawan「今、仕事暇だから午前で上がってきた~」
セシリー「ふ~ん。あ、DuskwoodのQuest一緒にやる?」
Dorawan「いや、これからHordeの町に攻め込もうかと思って」
はい!? 何か今Lv50 Over Playerのようなセリフがセシの耳に飛び込んできましたが、幻聴ですか?
Dorawan「いつも攻められてるから、たまには攻めないとね~」
むう、なんと野蛮な。これだから戦士は!
セシリー「じゃ、セシも一緒に行く~」
ヴォイド君「まてい、平和の使者!!」
セシリー「え、それ誰のこと?」
ヴォイド君「マスター! ホワちゃんに誓った言葉を忘れたんですか!?」
セシリー「もちろん憶えてるとも、必ず君のプリチーポーズを写真に撮ると!」
ヴォイド君「もういいです……」
だって、おもしろそうなんだもん。
セシリー「で、どこへ行くつもりなの?」
Dorawan「どっかLv30前後のHorde Playerが多いとこ知ってる?」
セシリー「あ~、どこだろSTVってとこがPvP盛んらしいけど」
Dorawan「あ、このDuskwoodの南にあるところか。じゃ、そこ行ってみよ」
セシリー「ほいほい」

STV……サキュ姉さんのQuestでわんこに咬まれて死亡した土地である。あの時Lvドクロだったこの土地も29になった今は……まだドクロですか(@_@;

さすがのDoraさんもちょっとびびり気味です。途端に不安になってきたセシたちを、2人の冒険者たちが追い越していきました。
セシ & Dorawan「これだ!」
Lv36と37の冒険者たちの後を無言でついていくストーカーチックなセシたち。Duskwood近くの橋を渡りきり、いよいよZoneの中央へ。そしてついにHordeと遭遇! Lv35のUndead Mageです。戦闘にはいった30代の冒険者たちの後方からセシは魔法で、Doraさんはダッシュで殴りかかっていきました。まずは一人目粛清完了~!(DoraさんはHorde退治をこう呼ぶ(^^;)
セシリー「結構Lv上でも、DDとか当たるもんだね~」
Dorawan「うむ」

その後も先行する彼らにくっついていって、セシたちもちゃっかりHorde粛清を狙いましたがQuestをするそうで彼らは横道へ。まあ、もうここまで来てしまっては引き返せません。さらに道なりに進みます。道なりをそれると回りはMobだらけ、特にここSTVはジャングルみたいなZoneなので、ゴリラやら豹などの姿が見えかなりおっかない。しかもLvはドクロばっかり、今更ですけどセシたち思いっきり場違いじゃない?

Mobに襲われない道なりを進むことは当然HordePlayerも考えるわけで、ばったり遭遇。
セシリー「馬乗ってるね……」
Dorawan「うむ……」
馬など騎乗動物に乗るためにはLv40必要なため、馬乗ってるPlayerはすべて40 Over。数の上では2 VS 1なんだしなんとかならないかな~。ならないだろうな(-_-; しかし馬Hordeは緊張して接触を待つセシたちをあざ笑うかのように(というかOut of 眼中ですか!?)通り過ぎていきました。ふ、セシたちに恐れをなしたかと都合よく解釈し、さらに南下していきます。

次に遭遇したのはLv 36Druid。2対1では不利と悟ったのか、セシたちの攻撃をいっさい無視して豹に変身して逃走。確かあの変身はSpeed 45%Up。全然追いつけない~。
Dorawan「これ一人ならまだいいけど、2人いっぺんにこられると終わるね」
セシリー「そうだね、相手が一人でも勝てるか怪しいけど」
まあ、そんな心配は無用でしたね。

60Player x 2にあっさり成敗されましたから(^^;

ここに至りようやくこのZoneは無理だと判断し、別の場所を探し一旦Duskwoodへ戻ります。RMによくGank(高Lv Playerが低Lv Playerを殺すこと?)しにHordeが来るので、その先のZone Burning Steepに向かってみました。
セシリー「だ、だめだここ;」
玄関先のLvドクロElementalに追い返され~。後から知ったけどここはLv50 OverのZoneだったようで……。
Dorawan「あとはどこがいいかな~?」
う~んと悩んだ末。サキュ姉さんのQuest実行時、Ashenvaleで20台後半のPlayerに殺されたことを思い出しました。
セシリー「そうだ、Ashenvaleへ逝こう!」

Doraさんと逝くHorde皆殺し流血の旅も、海を渡ってKalimdor大陸にまで来てしまいました。もうとにかく自分たちで、一人でもHorde殺さないと終われません!

Ashenvaleは相変わらず美しく、穏やかな風景が広がっていました。そこに降り立った2人の殺気立った2人組みセシ & Dora。さっそくLv25のMageを発見! DoTを入れ、ダッシュでStun。セシたちの必勝パターン(これしかない?^^;)が決まるも。MageさんはBlink(ショートテレポ)を駆使し、DoTをくらったまま森の中へ逃走。やっと見つけた獲物、逃がしてたまるか~! と追うセシたちですがこの土地に不慣れなこともあり、逃げられてしまいました(>_<;
セシリー「Mageも逃げ足はやいね~」
Dorawan「うん、それよかさ。どうやってさっきの道に戻るかが問題」
いきなり迷子!? 方向音痴には絶対の自信を持つセシです。Doraさんについていくしかありませんね……ってなんだー!?

森の守護者おっさん顔のWandering Protector。おっきいな~。

なんとか道に戻れたので、木の陰に隠れてHorde Playerが通るのを待ちます。
Dorawan「キター!」
相手は2人。25Wlk & 26Priest。セシはWlkと、DoraさんはPriとそれぞれ目標を定め攻撃開始! PvPの基本はなんといっても先手必勝! Wlkの戦術はFear > DoT > DDが一般的ですね、うりゃ~。

今度は逃がすことなく、2人ともKilled。

ついにセシの手も赤く染まってしまいました、えへへ。

この後も2人で順調にKillを重ね、Ashenale中のHorde Playerを恐怖のどん底へ叩き落します。あれ? だんだんStalvanさんみたくなってきた?(^^; しかし、噂を聞きつけたのか単に通りがかっただけなのか分かりませんが、Lv60Horde Playerにあっさり成敗されるセシたち……。死んだ場所がBarrens近くだったので、生き返り、殺されを繰り返し、今日の冒険はここまでとなりました。この日の感想をDoraさんに語っていただきましょう。
Dorawan「今度は町攻めたいな~」
はい!?


補足

いや~せっかくモモから白にゃんこもらったのに、1発目の冒険が血みどろの旅になってしまった(^^; それはともかくモモありがとう~。ずっと謎だった白にゃんこの販売先ですが、StormwindのThe Canals(各区画を繋げる橋が架かっているところ)でレアPopのようです。

セシも後日、偶然発見しました。モモは釣りしながらずうっと待ってたみたい、ありがとね(^^;

次回予告

Doraさんとの血みどろの旅を終え、もはや悪に染まってしまったセシ。
セシリー「ふう、こうなったらあれだね。ヴォイド君」
ヴォイド君「ええ、悔い改めて尼にでも……」
セシリー「見た目も悪役っぽくしないとね!」
ヴォイド君「ええ!?」
引き返す気は微塵もなかったセシは、その身も悪に染めていくのだった。
次回「悪の魔女セシリー計画その1~まずは帽子から!~」 乞うご期待!


Played in 2005/12/24

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。