第19話 今再びあいまみえん
Succubus Questがあまりにも長く辛かったため、しばらくはのんびり観光でもしようと思い、一緒にStormwindを歩くセシリーとサキュパスおねえさん。
セシリー「ここが恋人たちが愛を語り合うThe Parkです、サキュねえさん。ちょっとベンチに座っていきませんか?」
サキュねえさん「ふ~ん。そんなことよりこの町の支配者はどこに居るの?」
セシリー「えっと、Stormwind Keepってとこです」
サキュねえさん「じゃ、そこに案内して」
そういえばまだ王様に挨拶してないことに気づき、初めてStormwind Keepへ行ってみることに。
Lv60の衛兵が守る門を潜り階段を登っていくと、多分『王の間』とでも名づけてられそうな広間にでました。中央に偉そうにふんぞり返っていたのは。
Anduin君(王様)、なんとこのStormwind王国は子供が支配していたのです! そりゃ~、Van Cleefさんも反乱起こしたくなりますよ……。
Anduin「ん、何だい君は?」
セシリー「へ、陛下におきましてはご機嫌麗しゅう」
側近A「例のVan Cleefの企てを防いだ冒険者セシリーのようです(ひそひそ」
Anduin「あ~、あれね。君で5000人目くらいだよ、多分」
側近A「陛下、そこは正直にいってはいけません。適当にお褒めの言葉をかけてやらないと(ひそひそ」
Anduin「え、そう? めんどくさいな~(ひそひそ)こほん……よくぞVCの企みを防いでくれたね、セシリーよ! 全国民に代わってお礼を言うよ」
側近A「ナイス演技です、陛下(ひそひそ」
Anduin「褒美に何かとらそうじゃないか、何が望みだい?」
セシリー「えっと、そうですね。とりあえず1000Gほどほしいです、はい」
Anduin「無理、却下。何が望みだい?」
セシリー「……白いねこの売り場を教えてもらいたいんですけど」
Anduin「う~ん、それは知らないな。聞いたことある?」
側近A「ありません。早急に調査隊を組織し派遣します、陛下」
セシリー「あ、そこまで大事になるならいいです……」
果たして白いねこはどこで売っているのか!? 謎が解けないままRoseの2nd Apfel(Mage)から呼び出しが。始めたばかりのDorawan(以下Doraさん)とMomoca(以下Momo)をIF観光に連れて行くんだけど一緒にどう? とのこと。Succubus Questでは、ほとんど通り過ぎただけだったので、ぜひお願いすることにしました。DoraさんとMomoと会うのはEQJE以来です。
EQJEではこんな感じだった2人が、WoWではどんな姿になってしまったのだろうか。
IFに着くと途端にラグがひどく。う~ん、やっぱり重いですねここ。DoraさんたちはまだDarkshoreだったので、一足早くぶらぶらとIFを観光していると 噴水のような場所を発見し1枚パチリ。
Dorawan「なんだ、ここは!?」
Apfel「着いた~」
え、もう? てっきり船で来ると思い時間かかるだろうなと思っていましたが、どうやらApfelのPortal(EQでいうGroup Gate)を使い一瞬でIFに着いたみたい。セシのSuccubus Questでの苦労は何だったんだろうと、ちょっぴり切なくなった21歳の日をセシは忘れない……。ちょうどセシがいた噴水に走ってきた3人。HumanのApfel、Night ElfeのDora & Momo。
セシの予想通りにDora & Momoの視線はサキュねえさんに釘付けです。
セシリー「ハッハッハ。これはWlkの特権ですよ」
その後、サキュねえさんのQuestがどれだけ大変か2、3時間ほど説明したかったのですが。
セシリー「Doraさん……目光りすぎ!」
セシの目もDoraさんに釘付けになりました(@_@;
Dorawan「惚れるなよ!?」
いや絶対惚れませんから! う~ん、それにしても怪しいなDoraさん。MomoはEQJEと同じくElfe繋がりで変わらないだろうと思ってたけど、Doraさんは前オーガだったので、どうなってしまうんだろうと不安でしたがあの目の光具合なら平気ですね(-_-/
さて無事WoWでの顔合わせも終わり、Apfelの案内でまずはBankへ。ドワーフが作っただけあって荘厳な石造りの建物が多いですね。町の正面ゲート近くにBankはありました。中には3人のBankerドワーフが詰めており、何十人もの冒険者を同時に相手にしています。ところでIFは町全体の天井が石で覆われておりStormwindと違い日光の光が入ってきません。そこで町の中には至る所で篝火が焚かれ、うっすらと光る優しい光が町全体を包んでいます。そう優しく。
……優しくないかも。
そんなBankの向かい側にはAuction House(以下AH)があり、Playerが冒険から持ち帰ったItemが売買されています。WoWのAuctionはリアルのオークションの仕組みに近く、あらかじめ決められた時間内で欲しいItemにBid(ビッド)し、時間終了の際もっとも高い値段をつけていた人が競り落とせます。
他人が自分より高くBidしてきた場合は、OutbidとなりメールでBidしたお金が返金され、そうなるとまたBidしなおさなくてはならず、向こうの人もBidし返したりしてどんどん値段が釣りあがっていく感じが楽しいですね。Bidする時の値段は決まっており、自分で設定することはできないのがちょっと不便かな。オークション時間は最長で16時間待たねばならず、早く欲しい、そんなに待ってられるか~という人のためにBuyout価格があります。これはBuyout価格支払った人が即落札できますが、大抵高めに設定してあるので悩むところ。なかなかよくできてますね~。
まだLv21のセシでは装備できそうなもの売ってなかったので、AHの外に出てちょっと一休みして町ゆく人々を観察。やはりHigh Lvな人は見た目派手な人が多いですね。見た目が光る武器はどうやらEnchantすることで光るみたいで、セシもいつかみんなにEnchantするんだと……。
な、なにこの人~!? オオカミヘルム? さすがはHigh Lv Player、色んな意味ですごいなり……。この人がAfkだったことをいいことに、Apfelと一緒にジロジロと観察。あれ、そういえばDoraさんとMomoはどこに? いつの間にか2人の姿が見えません。ふとHPバーを見てみると、何故かDoraさんのHPがまったくありません。この安全な大都市IronForgeでどうやったら死ねるんだ……。
墓場は当然町の外。迷うといけないのでApfelが1st PriestのRosenkreuzにChangeし、Rezしに向かいました。一体どこで死んでしまったのか知りたかったので、セシも一緒についていきます。ついた場所はGreat Forge。巨大な溶鉱炉がある場所で、BlacksmithやEngineerを修行する冒険者たちが集まっているところ。ま、まさかDoraさん……。
落ちるに決まってるじゃあああん!
Dorawan「都会って怖いところだね~」
いや、安全だから! 普通死なないから!!
Momoca「死ぬ、死ぬ、死ぬ~(>_<;」
Rosenkreuz「Momoは何でHP減ってる!?」
あ、あんたもかーい! どうやらMomoは噴水の反対側にある、地面が熱を発しているところに立っていたらしい……。だ、だめだIFは危険すぎる(普通にPlayしている限りまず死にません :D)
危険な(?)都市IFを飛び出し、Dun Moroghに飛び出した4人。再会を祝し、いっちょ記念撮影をしようじゃないかと、9月のTop SSを何にしようか困っていたセシが提案しました。雪山をバックに横一列にならぶ面々。何故か脱ぎ始める1名を華麗にスルーし、パチリ。
誰ですか、チーター連れてきたのは! 通りかかったDruidさんが、親切にもBuffを4人全員にかけていってくれました……。気を取り直してパチリ。
わ~い、今度はMageさんがBuffくれたよ、こんちくしょー(>_</ はあ、はあ。おかしい写真1枚撮るだけなのに、なぜこんなに苦労を……。またもやわざわざ全員にBuffかけてくれたMageさんが去った後、キョロキョロと辺りを見回し今度こそ! の前にあることに気がつくセシ。
セシリー「あ、みんなポーズはいいの?」
Rose「!?」
言った途端に踊ったり、手を大きく振ったりするみんなが大好きです(-_-
実際にTopに載せたやつとは違います。Doraさんの怪しさが一際目立つナイスな1枚なんですが、Momoの顔が隠れてしまったためボツに。というかセシまったく目立ってませんね(^^;
無事15分かかって記念撮影も終了~(長すぎ……)
セシリー「さて、どこ行こう?」
Dorawan「どこかのダンジョン行って、Boss倒す~!」
まだLv5なのにものすごく張り切るDoraさん。とにかく何か強敵と戦いたかったようですが、RoseからさすがにLv5は守りきれないと諭され。今日はStormwindへ行きIF > SW間のGriffon飛行ルートを作ることになりました。早速IF駅内へ向かい地下鉄を待ちます。
ベンチには普通に座りましょう、みなさん……。電車が到着し乗り込む4人。うむ、ここはひとつセシがガイドさんとして、トンネル内の見所を案内しようではないか。
セシリー「え~、右手に見えますのが~」
Rose「落ちた人がいませんか……?」
Momoca「今、落ちた人が!」
発車15秒で落ちてしまったDoraさん。ある意味さすがである……。困ったな、歩くと結構距離あるんだよねこのトンネル内。う~ん、う~ん。はっ! キュピーン!(☆_★/
セシリー「フフフ。安心して、セシがSummonしてあげるよ!」
Rose「おお~」
Momoca「?」
解説しよう! 人を呪ってばっかりな暗いイメージがあるWarlockだが、ちゃんと人助けなSpellもあるのだ。そのひとつがRitual Of Summoning。これは遠くに離れているメンバーをWarlockの元に呼び寄せるSpellで、Kalimdorにいようが世界の最果てにいようが、一瞬でWarlockの元に瞬間移動することが出来る Warlockが他人に誇れる数少ないSpellである。(ただし、Instanceに入ってる場合は不可。同じInstance内のSummonは可能)EQでいうCoHを思い浮かべてもらえばいいと思います。
しかし、このSpellを使うにはSoul Shardが1個と、Warlockの傍に2人のGroup Memberが必要なため、いつでも呼び寄せられるわけではない。なので野良Warlockに気軽にSummonを頼むのはやめてほしい(^^; ちょうどLv20で覚えたばかり、今までソロばっかりだったため使う機会がありませんでしたが、さすがDoraさん分かってらっしゃる。セシにこのSpellを初Castさせるために、あえて落ちたのですね!セシ、Momo、Roseの3人がSWの駅に着き、Cast開始~。
セシリー「虚無の彼方をつなぐ闇、その空間への扉を開き、戦士Dorawanを呼び寄せたまえ。Ritual of Summoning~!」
Dorawan「よろ!」
暗き穴。かつてはDraenorからAzeroth側へと働きかけ、the Dark Portalと呼ばれた次元間の通路を通り現れたのは
セシだった!
すいません、すいません(@_@; 結局どらさんには走ってもらうことになりました……。
5分後、ようやくたどり着いたDoraさんが目にしたものは!
いや、もうセシにも何がなんだか(@_@:
必死に走ってきたのに、着いた先のあまりの光景に思わず涙するDoraさんなのでした。
補足
一体どういう話の流れからこうなったんだが(^^;
次回予告
開始3日目にして、早くもLv14になっていたDora & Momo。
その急成長を阻止すべく手伝うべく、セシリーもまたWestfallの地へと降り立ったのだった。
迷走する3人の前に現れたのは、怪しいEnchanterだった!?
???「アナ~タ~。そのドレスに魔力付与して差し上げましょうか~?」
Momoca「いや、せっかくですが冒険の途中ですので」
???「まずTrade Windowを開いてですね」
Momoca「あの、人の話聞いてます?」
???「下のWindowにItemを置いてください」
Momoca「はい……」
果たしてMomoのドレスはEnchantされてしまうのか!?
次回「Noと言える日本人を目指して、発声練習編~Noooooooo!~」 乞うご期待!
※2019/01/01追記 まだまだ続くのですが、とりあえずここまで。残りは週末にアップします。
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