第09話 Flying Fall Down

WoW

Azerothの空を自由に飛びまわる獣Gryphon。彼らは鷲の頭にライオンの胴体を持つ合成獣で、Hordeによる第2次Azeroth侵攻の折には、主に人々の空輸を主な任務とし各地を飛び回った。また、非常時にはHorde側のWevernやVampire Batと激しい空中戦を繰り広げたという。Allianceの人間やドワーフたちが彼らを使役しているのではない、あくまで彼らは友として協力しているのだ。

戦争が終わった今も彼らはAlliance領の各地に留まり人々を運び続けているが、誇り高い彼らは乗り手を選ぶ。勇気ある冒険者や心理を追求する知恵者には敬意を払うが。
セシリー「あ~、グリフィン君。Sentinel Hillまで軽く頼むよ」
グリフォン「・・・了解だ」

軟弱な冒険者には厳しい・・・・。

いや~、ホント落ちるかと思いましたよ(@_@; きっちりGryphon Ride Questリポートしようと思ってたら、いつの間にか乗れるようになっていて、さらにSS撮り忘れてしまいました。ごめんなさい。Gryphonは最初から各地へ乗れるわけじゃなく、一度飛行先に居るGryphon Masterに話しかける必要があります。Stormwindから始めた方はSentinel Hillが初めの乗り場になるでしょう。

初めだけQuestがあり、Sentinel HillのGryphon MasterからStormwindに居るGryphon Masterへ手紙を届けなくてはいけません。それ以降。増える乗り場は各地のGryphon Masterに話しかければOK~。あ、ちなみに有料です(^^;


Sentinel Hill・・・Westfallの真ん中にあるGuard Tower。複数のQuestがあります。


そんなわけで華麗に乗り物酔いしながら、Sentinel Hillに降り立ったセシ(Grpyhon割と揺れます)

何故かいきなりDuelを申し込まれる(もちろん無言だ :D)相手はLv15のRouge、セシとのLv差はたったの1。
セシリー「フフフ、この前はLv11差でぼっこぼこだったがこれならいける。受けてたとうじゃないか、ヴォイド君!」
ヴォイド君「はい、なんとかなりそうですね。マスター」
セシリー「よ~し、Accept On~!!」
Duel Start。3、2、1・・・・・Fight!
セシリー「先手必勝、ボルドーさんの呪いCurse Of Weakness!・・・って相手ドコー!?」
突然相手の姿が掻き消え、おろおろするセシ。
グサッ、ザクッ
背後から現れ、刺しまくるLv15 Rouge Vindirさん。
セシリー「な、何がどうなってるんだああああああ・・・がくっ」


なんと一撃も与えられずDuel終了。そして屈辱のごめんなさいポーズ!(Duelに負けると強制的にこのポーズをとらされる(-_-;)Vindirさんは最後まで無言で去っていきました・・・。
セシリー「ちくしょー、なんだよ今の! Rougeの技なの? く、くやしい!」
ヴォイド君「僕の出番まったくなかったです・・・」
なんでしょうセシの全身から初心者オーラでも出てるんでしょうか? 最近よくDuel申し込まれます、負けます・・・。
セシリー「いつか絶対呪い殺してやる~!」
ヴォイド君「はいはい、負け犬の遠吠えはそれくらいにしておいて、Guardさんから受けたQuestをこなしましょう」
セシリー「こんな気持ちでQuestなんてできないよ!」
ヴォイド君「マスター、そんなこと言ってホントはめんどくさいから~とか思ってるでしょう?」
セシリー「うん」
ヴォイド君「いや、ちょっとは否定してくださいよ・・・ふう、ちょっとこれを見てください」
セシリー「ん、これは家計簿? こんなのつけてたの?」
ヴォイド君「ええ、マスターは放っておくとRobeの衝動買いで破産しかねませんから。で、最後の欄を見てください」
セシリー「えっと何々、Lv14のSpell代、80Silver。うわ、高っ! こんなしたんだ」
ヴォイド君「ええ、お陰で金庫には、15Silverしか残ってません。Lion’s Pride Innの宿賃また払えないです」
セシリー「そっか~、じゃあそろそろ夜逃げしようか。ヴォイド君」
ヴォイド君「何言ってるんですかマスター! さあ、Gnoll退治に行きますよ。少しでも報酬もらわないと」
セシリー「アイアイサー」
Spellホント高くて泣けます。普通にPlayしててぎりぎり払えるよな値段設定は絶妙ですね(p_;


Gnoll・・・ファンタジー世界でオーク、コボルド、ゴブリンの登場数には敵わないものの。数多くの作品に登場する犬型モンスターで、WoW世界でも各地に生息しています。ちなみに日本語読みはノールであ~る。決してグノルではない。


セシリー「GnomeといいGnollといい、なんでG読まないのさー!」
ヴォイド君「うわ、びっくりしたなんですかマスター。いきなり大声出したりして」
セシリー「あ、いやなんか急に叫ばずにはいられない気持ちになってさ。セシにも理由はわからないけど」
ヴォイド君「ふ~ん・・・あ、見えてきましたよグノル、じゃなかったノールたちのキャンプ」
セシリー「ヴォイド君って、さりげなくクリティカルヒットさせるタイプ?・・・」
ノール「よ~し、お前ら有り金、全部置いていきなガルー!」

セシリー「えっと、今幾ら持ってるんだっけヴォイド君」
ヴォイド君「現金は全て金庫ですから、Westfall Stewとそのレシピ。あとはRose様からもらった鞄が5個ほど。あ、中身全部からです」
ノール「な!?」
セシリー「そういう訳だから、むしろ君が有り金、全部置いていけ!」
ノール「オ、オークには負けない、オークにはああああ・・・がくっ」
がさごそ、がさごそ。
セシリー「むう、Gnoll Paw(掌)はどこの世界でもお約束なのかね、ヴォイド君」
ヴォイド君「ええ、それが彼らGnollの存在価値です(きっぱり)」
セシリー「そ、そっか・・・ん? こ、これはー!?」


New Robe(Vest)だ~(^^/ ちょうど今の暑い季節にぴったりですね。
ヴォイド君「え、マスター。第6話、第8話と苦労して手に入れたRobeをあっさり脱いじゃうんですか?」
セシリー「だって、こっちのほうが性能いいも~ん」
あのHarvest Wactherと繰り広げた死闘はなんだったんだろう(@_@;

ノールたちはこれまでのモンスターと違いよりセシ達人間に近く1匹、1匹クラスが違うみたい。上のSSに写っているRiverpaw Scoutは、ノールキャンプ周辺のパトロールで弓矢撃ってきたりしました。でも、Lv14で新たに覚えたSpell Drain Lifeのお陰で、新たに戦術が拡がったセシの敵ではありません! Drain Lifeはその名の通り、モンスターのHPを吸い自分のHPを回復させるSpellです。これを自分のHPをManaに変換させるSpell Life Tapと組み合わせることで、HPを回復させつつManaも回復できるようになりました~。

セシリー「もはやセシの敵はドラゴンクラスじゃなければ務まるまい。ね、ヴォイド君」
ヴォイド君「はいはい、そうですね~っと。じゃあ、その調子でノールのキャンプ襲撃しましょう」
セシリー「ふふん、4匹か。今のセシにはちょうどいいくらいだのう、ふぉっふぉふぉ」
ヴォイド君「なんでじじい化してるんですか、ほらPullしてマスター!」
セシリー「まあ、1匹づつPullしようかのう。ボルドーさんの怨念Curse of Weakness!」

4匹は無理だよ、4匹は~!

どうもSpellでPullすると全部リンクしてしまうので、こっちから近づいていきAggroさせるのがいいようです。
ヴォイド君「マスター、逃げる時は僕も連れて行ってくださいよ!」
セシリー「いや、ヴォイド君にはセシが逃げる時間を稼いでもらわないと~」
やはり他のPlayerも同様のQuestを受けているのか、結構このCampに来ますね。でも、Quest内容がGnollが持っているAxeを集めろというものだったせいか、誰も協力して狩ろうとせず。Quest Itemは大抵1つの死体に1個なので、誰か一人しか拾えません。誰かが4匹Pullし、1だけKillして逃げる → 他のPlayerが残った3匹をおいしくKillといった図式が成り立ちました :D

セシリー「よ~し、10本集まったね。帰ろうかヴォイド君」
ヴォイド君「あ、待ってマスター。この近くにFurlblow’s Pumpkin Farmという農場がありますよね」
セシリー「あるけどそれがどうかした? あ、かぼちゃ被りたいの?」
ヴォイド君「違いますって、ほらFurlbrowさんに時計を取ってきて欲しいって、依頼受けてたじゃないですか」
セシリー「あ~、そうだっけ? でも、自分の農場でしょう。何で自分で取りに行かないんだろう」
ヴォイド君「いやだな~、マスター。盗賊団に占拠されてしまったって言ってたじゃないですか」
セシリー「そうなんだ」
ヴォイド君「はい、ですからSentinell Hillに帰るついでに寄っていきましょう」
セシリー「アイアイサー」

大小様々なかぼちゃが栽培されているFurlblow’s Pumpkin Farm。
その横にある小さな小屋は、現在盗賊団『アーカーバダンナ』のElwyn Forest支部と化していた。
セシリー「しかし、彼らは畑の近くにアジト作るの好きだね」
ヴォイド君「まあ、ここら辺でちゃんとした建物って言えば、農家の小屋くらいしかありませんしね。それでFurlblowさんの話によると、Benny Blaancoがこの支部をまとめているようです。彼を倒せば、他の盗賊団員も大人しくなるでしょう」
セシリー「OK、じゃさっそく・・・」
ヴォイド君「待ったー! ちゃんと作戦立てましょう。中にはBlaancoだけじゃなく、何人か詰めているかもしれませんし」
セシリー「えっと、じゃあヴォイド君はBlaanco Keepに集中してもらって、もう一人はセシが。3人以上だったらFearで1かっとばす感じで、どう?」
ヴォイド君「Fearのかっとび先がちょっと不安ですが、そんなところでしょう」

セシリー「では、またまたボルドーさんの怨念Curse of Weakness!」
ブランコ「む、侵入者か。見張りは何をしていた! ええい、Trapper迎え撃つぞ」
Trapper「へい、おかしら」
左手、右手にそれぞれシミターを持ち、2刀流で飛び出してくるブランコ。
セシリー「今だ、Go ヴォイド君!」
ヴォイド君がブランコをがっちりKeep。
セシリー「よ~し、続いて闇のDoT Corruption あ~んど 焔のDoT Immolate!」
いい感じでブランコのHPが減っていくがヴォイド君のHPも結構減りが激しいなり、2刀流は伊達じゃないです。そして何故かセシのHPも減ってる(@_@;
セシリー「な、なんでHP減ってるんだ」
小屋の方に向き直るとナイフが飛んできました。というかずっと飛んできてたみたいです。
Trapper「わはは、今頃気づいたか。どうだ地味に痛いだろう」
セシリー「くっそ~、君にも届けCurse of Weakness!」

ヴォイド君「マ、マスター。もう駄目」
Trapperに注意を向けている間にヴォイド君が瀕死になっていました。でも、ブランコもHP残りわずか。頭の中で素早く悩むセシ。
セシリー(ここはヴォイド君を見捨ててDDか? いやそれともヴォイド君を回復させるか、う~ん)
セシリー「こっちだ! 届け、セシの愛Health Funnel~!」
Health Funnelとは自分のHPを減らしPetのHPを回復させるSpellです。Rank1では12づつ回復。セシがDD1発撃てる間だけのHPが回復すればいい。後1発分当てれば逃げ出しそうだし。そんな風に考えながらHPを送り続けます。

攻撃を受けながらも徐々に回復していくヴォイド君のHP。すべてはセシの目論見通りうまくいくかにみえました。
ガスッ、88
セシリー「大きい数字!? ええ、なんでこんな時にクリティカル出るのよー!?」
魔法でも打撃でもクリティカルHitの場合、ダメージ数値のフォントが大きくなります。
ヴォイド君「ああ、マスター。闇が見える・・・がくっ」
セシリー「ヴォイドくーん!!」
Petが居なくなった時のWarlockほど脆いものはありません。逃げ出す間もなく瞬殺。というかHealth Stoneなかった(^^;

セシリー「くう~、惜しかったね。ヴォイド君」
ヴォイド君「もうちょっとでしたね、マスター」
セシリー「ちょっと作戦変更。もう初めからセシもヴォイド君もブランコに一点集中全力で攻撃しよう。お供のTrapperにはFearして・・・・Fear? ああ! さっきヴォイド君が死にそうになった時Fearすればよかった。そうすればブランコがかっとんでいる間にDD撃つなり、HP回復させるなりできたのに」
ヴォイド君「いや、今更言われても・・・」
セシリー「そうだね・・・ま、まあとりあえずリベンジしにいこう」
ヴォイド君「はい~」

今度はFear使うこと前提だったので、小屋の周りの盗賊団員をすべて呪い殺しておきました。
セシリー「よし、復讐の時は来たり。こればっかりだね、ボルドーさんの怨念Curse of Weakness!」
ブランコ「また来たか、また返り討ちにしてやるわ。行くぞTrapper!」
Trapper「へい・・・あわわ。牛さんが、牛さんがあああああ!」
予定通り、Trapperを牛さんの呪いFearでかっとばす。Fearの効果時間は最大で10秒。戻ってくる前にブランコへCorruption & ImmolateのダブルDoT in~。
セシリー「よし、あとは戻ってくるTrapperを、永遠とFearの刑だ!」
しかし、何時まで経っても戻ってこないTrapper。辺りを見回してみると見知らぬ冒険者がTrapperと戦っていました。ナイスです :) 一人でも結構強いブランコさん。セシのManaも尽き、Life TapでHPをManaに変換しながらの長期戦になりましたが、今度は最後までヴォイド君死ぬことなく遂にKilled。

セシリー「ありがとう、見知らぬ冒険者さん!」
遠くから見知らぬ冒険者さんに敬礼して、小屋の中へと入ります。
セシリー「やったー、宝箱だ~」
ヴォイド君「金目の物入っているといいですね」
でも、残念ながらHeal Potionが2つのみでした。ランクがLesserだったのが救いです。Heal Potionにはランクがあり、名前の前にMinor、Lesser、その次が多分Majorとついています。ランクが上位であればあるほど回復量もUpし、Minorで80~90回復、Lesserで140~170回復といった感じです。

ヴォイド君「む~、マスター他に何かないか探しましょう。がさごそ」
セシリー「だんだんヴォイド君も闇に染まってきたね」
ヴォイド君「家計のピンチなんですよ、家計のー!」
セシリー「あ、時計発見~」
クローゼットの中でした。
ヴォイド君「きっとFurlblowさんのですよ。これで報酬もらえますね」
セシリー「報酬もいいけど、この時計を質に入れちゃったほうが儲かりそうじゃない?」
ヴォイド君「何言ってるんですかマスター。僕の目の黒いうちはそんなこと絶対にさせませんよ!」
セシリー「う~ん、高く引き取ってくれそうなのにな~。仕方ないFurlblowさんに届けに行こうか」
ヴォイド君「はい、マスター」


時計を受け取り大喜びなFurlblowさん。でも、報酬がミルクとパンだけって、しくしく(p_;
ヴォイド君「マスター」
セシリー「ん?」
ヴォイド君「質に入れちゃえばよかったですね・・・」
セシリー「ええ!?」
こうしてQuestはこなしたものの、セシリー家の財政難は解消されずヴォイド君の受難の日々は続くのであった。


補足

今日のサービスショット

一応ちゃんとしたグリフォンのSSを載せときます(^^;

次回予告

浪費家セシリーの家計を預かるヴォイド君。彼は今日も家計簿とにらめっこしていた。
ヴォイド君「あ~、もう全然お金ないよ。マスター、新しいRobe手に入ったんですから古いRobe売っちゃいましょうよ」
セシリー「何言ってんの、そんなの駄目に決まってるじゃないか!」
ヴォイド君「でもね~。もうすぐマスターもLv16でしょう? またSpell代で家計が傾きそうなんですけど」
セシリー「あ~、じゃあ『アーカーバダンナ』のアジトMoonbrockを襲ってみようか」
無謀にもMoonbrockに強襲をかけようとするセシリー。いつもなら止めるヴォイド君だが。
ヴォイド君「なんか段々こっちが盗賊じみてきましたが、家計のピンチにはかえられませんね。行きましょうマスター」
彼の頭はセシリー家の家計のことで頭がいっぱいだった!
果たしてセシリーはLv16Spellを買えるのか!?
次回「ヴォイド君の家計簿~まずは食費から切り詰めましょう~」 乞うご期待!


Played in 2005/08/22

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