第15話 愛を運ぶ赤き翼、幸せを配る青き虚空

WoW

VC Questを終え一回り成長した(気になっている)セシリー。PopしていたRoseの2nd ApfelにVC楽しいね~とTellし、VC好きをアピールしますが。
Apfel "私VC行く為の26Dru居るからw"
上には上がいる、とても適いそうにないなり(-_-;

さりげなく話題を変えようと、以前から疑問に思っていたことを聞いてみる。
セシリー "ねことかPetってさ、Lv1から飼えるの?"
Apfel "うん、VCでねことかオウムでるね"
セシリー "な、なんだってー!?(c)Tamariel"
Apfel "あ、オウム持ってるからあげようか?"
セシリー "ほしい~(ねこがいい)"
Apfel "他のキャラが持ってるからチェンジするね"
セシリー "ほい"
やった、これでセシも脱初心者ですね!


透き通るような白い肌に銀色の髪、美しきNight Elfeの女性。Lapislazuli。EQ1の英語版ではWizardだったLapis。なんだかとっても懐かしい名前。Pet召喚Itemを受け取り、さっさくクリ~ック。

いい・・・・・・感無量なり。今度はねこもお願いね、Rose(@_@/

さあ久々の出番のキューズ君とオウムのオムさんを連れ、前回さらりと流してしまったLakeshireへ~。
キューズ君「ハッハッハ、あっしが来たからにはもう万事OKーですぜ。あにき」
セシリー「ま~、ぶっちゃけSoul Shard(Imp以外のPetを呼び出す際に必要な触媒)がないから、君を呼んだだけなんだけどね・・・・・・」
キューズ君「!?」
Goldshireから東へ向かうとLakeshireがあるRedridge Mountainへ着くんですが、その途中にEstvale Logging Campというちょっとした集落があります。ここには全Playerの憧れ、そして大陸中を歩いて移動することが多いWoWには欠かせない我らが友、お馬さんが売られているのです。そのお値段はというと。

天文学的な値段であり、思わず倒れそうに。
キューズ君「あにき、しっかりしてくだせぇ。Lv40までまだまだ時間がありやすぜ」
Lv40にならないと乗馬スキル習えないみたい。
セシリー「Spell代高くてお金貯まりそうにないんだけど、キューズ君」
キューズ君「まあ、WarlockはLv40で馬召喚Spell覚えますし、そっちでいいんじゃないですかぃ?」
セシリー「え、そうなの? きゃっほ~い」
Lv40。それはWarlockをやっていてよかったと心から思う瞬間らしい(-_-

馬村(セシの中ではもうEstvale Logging Campと呼ぶ日はこないかもしれない)を後にし、さらに東へ進みRedridge Mountainへ入りました。赤茶けた岩山にレンガで舗装された道が続いています。それを辿っていくとようやく見えてきました。

湖上の町Lakeshireに。時計台から鐘の音が鳴り響き、木々の間に家が立ち並ぶ。なんとものどかな町ですね~。駆け回る子供達を避け、ぷらぷら探索していきます。
! ! ! ! !
むう、なんてクエストの数だ。とても全部は紹介できないので、特に気に入った1つを紹介しましょう。それはこの町の名物とも言うべき湖Lake Everstillを見に来た時のこと。
セシリー「太陽の光が湖面に反射してきれいだね、ヴォイド君」
戦闘に備え、Petを打たれ弱いキューズ君からヴォイド君に変更しました。
ヴォイド君「ですね、じゃあさっそく潜って魚獲りましょうか。マスター」
セシリー「なんでそうなる・・・・・・」
ヴォイド君「マスターもLv20までもう少し、また恐怖のSpell代が待っているんですよ! 食料は現地調達して、少しでも出費を抑えなくては」
セシリー「いつになったら余裕を持ってSpell買いにいけるんだろうね・・・・・・」
???「すいませ~ん」
ヴォイド君「マスターがRobe売る決心してくれれば、少しは楽になるんですけどね~」
セシリー「それは人として超えちゃいけない一線だと、セシは思うよヴォイド君」
???「すいません!」
Robeの話に熱中するヴォイド君とセシの間に、一人の男の子が入ってきました。

セシリー「あ、何か用かな?」
ショーン「こんにちわ、旅の方。僕はショーンと言います。ちょっと困っていることがあって、もしお暇でしたら手伝っていただけないかなと」
セシリー「坊や」
ショーン「はい?」
セシリー「自分のことは自分で解決・・・もがっ」
素早くセシリーの口を手で塞ぐヴォイド君。
ヴォイド君「マスター、子供に対してなんて冷たいんですか! 何があったのかな、ぼくに話してみて」
セシリー「あ、勝手に話進めるな~。セシはビリー君で子供の依頼はもうこりごりなんだよー!」
ショーン「ありがとう、青いお兄さん。実は僕の友達のヒラリーが、ネックレスを湖の中に落としてしまって」
ヴォイド君「そうか~、それは大変だったね」
ショーン「はい、それで僕らは毎日こうしてネックレスを釣り上げようとしているんです」
ヴォイド君「え?」
セシリー「ぷっ、あはははは・・・もがっ」
ヴォイド君「だめですよ、マスター。そんな大笑いしちゃ! ショーン君、このバカは気にせずに続けて」
ショーン「僕らだって釣り上げることができるなんて思ってません。潜って探そうとしたんですけど、ママがこの湖の中は恐ろしくかわいい魔物が居るから、入っちゃだめだって言うんです」
セシリー「その魔物ってまさか・・・・・・」
ショーン「あなたは旅慣れて強そうだし、お願いします青いお兄さん。湖の中に潜って、ヒラリーのネックレスを探してきてください」
ヴォイド君「OK、任しといて!」


張り切る青いお兄さん、ヴォイド君に連れられ湖の中へって鳥さんついてきちゃだめ~! 水の中への潜り方ですが、セシは以前街中で余所見していたら川に落ちたという経験があるのでばっちり。


右クリック押しながら前進すると潜ることができます。もちろん水の中では息ができないので、他のゲーム同様ブレスメーターがあり、それがなくなるとダメージうけます。しかし、Warlockには水中呼吸の魔法が何故かありますので、10分間息継ぎなしで潜ることが可能なり。


セシリー「思ったより濁ってないね、ヴォイド君。ぶくぶく」
ヴォイド君「そうですね。噂の恐ろしくかわいい魔物もいませんね。ぶくぶく」
書いててあまりにも読みにくいと思ったので以後、ぶくぶくはなしで。
セシリー「ネックレスないね~」
ヴォイド君「そうですね。底の土に埋もれてちゃってると、見つからないかもしれませんね」
セシリー「うん、あれだ」
ヴォイド君「どれですか、マスター」
セシリー「もう、あきらめよう」
ヴォイド君「な、なに言ってるんですかー! マスターには純真な子供の願いを叶えてあげようって思いはないんですか!?」
セシリー「フ、子供なんてみんな一皮向けばビリー君だよ。ヴォイド君」
ヴォイド君「あ、マスター。前方になんか黒いヘドロ見えますよ。きっとあの中にネックレスが!」
セシリー「ま、まさかあの中に手をつっこめと?」
ヴォイド君「ええ、もちろんです。さあ、早く手を!」
セシリー「うぅ・・・・・・」

ホントにありました・・・・・・。3日月を形どったネックレスで、正直お子様なヒラリーちゃんにはまだ早いんじゃないかと。

ヒラリー「え~ん、パパからもらったネックレスが~」
ショーン「ヒラリー、もう泣かないで。きっとあの青いお兄さんが見つけ出してくれるから」
ヒラリー「でも、パパは湖の中には恐ろしくかわいい魔物が居るから、とても危険だって」
ヴォイド君「ただいま~、ショーン」
ショーン「あ、お帰りなさいお兄さんとその下僕」
セシリー「今なんて言ったー!?」
ヴォイド君「あ、君がヒラリーだね」
ヒラリー「あなたがショーンが言っていた、青いお兄さん?」
ヴォイド君「そうだよ。そしてほら君のネックレスはこれだろう?」
ヒラリー「うわあ、ありがとうお兄ちゃん。あなたって本当に親切ね。私の子猫もお礼を言ってるわ。ね、そうでしょEffsee?」

ねこ喋ったー!?
ヒラリー「私はこの子の言葉が分かるの、Effseeもありがとうだって」
セシリー「おじょうちゃん、そのねこを・・・もがっ」
ヴォイド君「うん、うん。よかったね、ヒラリー」
やっぱりねこはいい、と再確認させられたQuestでした(-_-/

ヴォイド君「いや~、いい事をした後は気持ちがいいですね。マスター」
セシリー「ヘドロに手を突っ込んだりしたのはセシなのに、なんか君ばっかり感謝されてたけどね!」
ヴォイド君「マスター、行為に報酬を求めるのは心が貧しい証拠ですよ」
セシリー「そんなこと言ってたら、Mob殺すだけが生活費を稼ぐ手段になっちゃうじゃん。今後はお金にならないことを簡単に引き受けないでね、ヴォイド君」
ヴォイド君「はい、はい。分かりましたよ、マスター」
???「もし、そこの旅の方。よろしかったら私の頼みを聞いてもらえませんか?」
ヴォイド君「どうしました、お嬢さん」
セシリー「おい・・・・・・」
Darcy「ありがとうございます。実は私の彼に。あ、パーカーって言うんですけど、とってもハンサムで優しくて・・・・・・」
セシリー「そんなこと誰も聞いてな・・・もがっ」
ヴォイド君「うん、そのパーカーさんがどうしたの?」
Dracy「はい、彼ったら今日家を出るとき、お昼のお弁当を忘れていっちゃって。あ、でもそんなおっちょこちょいなところも、私は好きなんだけどね。えへ」
セシリー「お幸せに・・・・・・」
ヴォイド君「そっか~。もうすぐお昼だし、早く届けてあげないとね」
Dracy「ええ、でも町の外は危険なモンスターでいっぱいだし、私じゃとても彼に届けられそうにないの」
ヴォイド君「よ~し、ぼくに任せてください」
セシリー「え?」
ヴォイド君「必ずパーカーさんに、あなたの愛のこもったお弁当をお届けしますね」
Dracy「ありがとう、青い人」
セシリー「嫌じゃあああ!」

こうして再び張り切る青い人。ヴォイド君は嫌がるセシを引きずり、普段はLakeshire、Elwyyn Forest間をパトロールしている、パーカーさんを探しにいきました。
セシリー「まったく、なんでセシがこんなことしなきゃいけないんだ!」
ヴォイド君「困っている人々を助けるのが、ぼくら冒険者の務めですよ。マスター」
セシリー「セシは冒険者である前にWarlockなの、人を呪うのが仕事なの!」
ヴォイド君「あ、もしかしてあそこを歩いてる人がパーカーさんじゃないですか。マスター」
セシリー「ああ、なんだっけ。あの人を呪い殺しに来たんだっけ、フフフ」
ヴォイド君「違いますって。こんにちわ~、あなたがパーカーさんですか?」
パーカー「いかにも私がパーカーだが、君達は?」
ヴォイド君「あ、ぼくらはDracyさんに頼まれて、あなたのランチを届けにきた者なんですけど。はい、これです」

セシリー「うわあ、手抜きだな~
パーカー「おお、ありがとう。ばくっ、むしゃむしゃ。う、うまいぞおおおお!」
ヴォイド君「よかったですね~」
パーカー「ああ、これでまたオークやノールどもから、Lakeshireを守ることができるよ。ありがとう、青い人。あ、君達Lakeshireへ帰るよね? よかったら町の花屋で、花を買ってDracyに渡してくれないかい?」
セシリー「ははは、嫌です・・・もがっ」
ヴォイド君「分かりました~」
パーカー「あ、でも花を買うときに私の名を出さないでくれ。もちろんDracyの名もね」
ヴォイド君「? 了解です」
なんだろう、話がおかしな方向にいきそうな予感が(わくわく

Lakeshireの西の丘にひっそりと建っている一軒の花屋『ローズ・マリーゴールド』

マーテル「いらっしゃいませ~。今日はどんなお花をお探しですか?」
セシリー「毒々しい真っ赤なバラをください」
ヴォイド君「あ、この人は放って置いてください。基本的に無害ですから。えっと、女の人に喜ばれそうなお花を一輪ください」
マーテル「あら、彼女へのプレゼント? いいわね」
セシリー「いえ、セシ達は頼まれただけなんですよ。はい」
ヴォイド君「マ、マスター。それは喋っちゃだめだって言われてたでしょう!」
マーテル「ふ~ん、その頼まれた人ってもしかしてパーカーって言うんじゃない?」
セシリー「あ、そうです。よく分かりましたね」
ヴォイド君「マ、マスター!」
マーテル「じゃあ、女の人っていうのはDracyね」
セシリー「すごいですね。まるでエスパーみたいだ」
ヴォイド君「マスター・・・・・・」
マーテル「ふふふ、じゃこの黄色いバラ『ゴールドマリー』にするといいわ」
セシリー「あ、じゃそれで。お会計はパーカーさん宛てで、領収書きってくださいね」
マーテル「はい、ありがとうございました~」

ヴォイド君「もう、なんでパーカーさんの名を出しちゃうんですか、マスター!」
セシリー「あ、ごめ~ん。えへへ」
ヴォイド君「マスター・・・・・・わざとやったでしょう?」
セシリー「あ、分かる?」
ヴォイド君「確信犯は不慮の事故と並んで、もっとも罪深いと思うんですけど、ぼくは・・・・・・」
セシリー「だって、こうしたほうがおもしろそうじゃない。フフフ」
ヴォイド君「ふう、これからDracyさんに会うんですから、今度は黙っていてくださいね」
セシリー「ほいほい」

Dracy「あ、おかえりなさい青い人。無事パーカーにランチ届けてくれたかしら?」
ヴォイド君「はい、とっても喜んでいましたよ。これは彼からのお礼のプレゼントです」

※実際は水仙でした。
Dracy「わあ、素敵ね。ありがとう」
ヴォイド君「いえいえ」
Dracy「あら、でもまって。この花は確かマーテルの好きな花」
ヴォイド君「ぎくっ」
Dracy「パーカーが、あの嫉妬に狂った雌ギツネの店にあなた達を行かせたの? それとも彼が直接?」
ヴォイド君「ぼくらが買いに行きました」
Dracy「その時、私達のこと喋ったりしなかった?」
ヴォイド君「すいません、喋っちゃいました!(マスターが・・・・・・)」
Dracy「そう、ならこのゴールドマリーには、毒が吹き付けてあるかもしれないわね」
ヴォイド君「え、そんなはずは・・・・・・至って普通のお花屋さんでしたよ」
Dracy「パーカーと私、そしてマーテルは・・・・・・あ、ちょっと長くなるけどいい?」
セシリー「ぜひ、聞かせてくださ・・・もがっ」
ヴォイド君「いえ、そんな深いこと聞くわけにはいきませんし」
Dracy「そう? そうよね。ランチとお花届けてくれてありがとうございます。これはほんのお礼です、ぜひ受け取ってください」

セシリー「ワー、スッゴクウレシイヤ」
お魚10匹だけってどういうこと!? 絶対マーテルさんに話したの根にもってるよこの人・・・・・・。
ヴォイド君「ふ~、今日も色々あったけど人助けできてよかったですね。マスター」
セシリー「あれだけがんばったのに、お魚10匹だけって・・・・・・」
以後は黙々とクエストをこなし、Hordeに初ぶっ殺ろを体験させられながらも、Lv20になったセシリーなのでした。


補足

ここで紹介したQuestはRMの膨大なQuestのほんの一握りのクエストです。他にもGnollやMurloc君と戯れたり、お使いで4往復くらいさせられたりと、楽しいクエストがいっぱいあるので、ぜひVCが終わったらRMのLakeshireにお立ち寄りを!

今日のサービスショット

狙ってもなかなかできないであろう連続グリフォン。というかすいませんAkizouさん(^^;

次回予告

ついにLv20に達したセシリー。
Warlock Lv20。それは特別な意味を持つ。
セシリー「ついに憧れのおねーさまに会えるんだ、感激(>_<!」
???「また、来たかセシリーよ。お前にさらなる試練を与えようではないか」
セシリー「あ、簡単で報酬がよいやつお願いします」
???「ばっかもーん! そんなこと言うやつには、特別難しい試練を用意しちゃうぞい」
セシリー「あ、嘘です。辛く厳しい試練でお願いします」
???「おお、そうか。では辛く厳しい試練を与えよう」
セシリー「あ、あれ?」
果たしてセシリーはおねーさまに会えるのか!?
次回「おねーさまを訪ねて3万里~じじいとちびっこの出会い~」 乞うご期待!


Played in 2005/09/18

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