第20話 孵った卵、幼きひよこたちの冒険

WoW

IFでの再会から1週間が経ちセシのLvは22に、Dora & MomoのLvは14になっていた(早いな ; そろそろWestfallで一緒に遊べるんではと、Sentinel Hillで待ち合わせ。セシはグリフォンでひとっとびでしたが、Dora & Momoは今回がWestfall初体験。Haccaの案内でElwyyn Forestをひた走ります。


Hacca……Roseの4thキャラでWarlock。現在ではすっかり忘れられている存在、彼女の出番はもうないだろう……。


Sentinel HillのタワーでNPCに混じりポーズをとり、みんなを驚かせようと企みましたが。
Hacca「グリフォンのFP(Fright Plan:飛行ルート)登録してね~」
Haccaの一言によりタワーに寄らず直接グリフォンマスターの元へ走っていく3人の後姿を見て、ちょっと挫けそうになったのは秘密で……。
Momoca「これでグリフォン乗れるの?」
Hacca「うん」
Dorawan「乗ってみた」
え? これからこのWestfallで遊ぶのにStormwindに帰っちゃったの?

ド、ドコに乗ってますか~!?(@_@;
そのうち空中で振り落とされてもしらないよ! と思っていたら後日ホントにグリフォンBugに巻き込まれたDoraさん。しかし、そのBugは自分の意思でグリフォンを動かせるという夢のようなBugだったみたいで、むしろ喜んでました(^^; いつかセシもそのBugに出遭ってみたいものだと天に願いつつ、今回の冒険のはじまり、はじまり~。

前回うっかり溶鉱炉に落ちてしまった(どんなうっかりですか!)、DoraさんをRezするべく初登場したRosenkreuz。Lv60 Priestである彼女の1番のお気に入りのPetは。

にわとりである。正直どうなのだろうと思うが、Rose曰くめちゃくちゃラブリーらしい。Lv60のPriestが連れているくらいだから、さぞかし壮大なQuestをこなす必要があるのだろう……。
Rose「Lv10くらいでWestfallのQするだけで、もらえるよ~」
な、なんだってー!?(c)Tamariel セシたち初めての冒険。それはドラゴンと戦うことでもなく、古代の魔術師の謎を解き明かすことでもない。そう、我々の目的はにわとりGetである!!(どうなのよ……それ)

やってきた場所は懐かしの農場Salden’s Farm。前来たときは気づかなかったけど、家の周りににわとりがいっぱい居ますね。早速HaccaからQuest説明を受ける3人。

  1. Farmer Salden(家の近くのVendor)からにわとりのえさ、Special Chicken Feedを購入する。
  2. にわとりの頭の上に『!』が出るまで、Emote /chicken を連打。
  3. 『!』が出たら、速攻でQuestをAccept。
  4. にわとり(Chiken)をターゲットしSpecial Chiken Feedをドラッグしながら、Emote /Cheerをする。

えっと、セシたち担がれてませんか!? あまりにまぬけなQuest内容をにわかには信じられないセシ。まあここはだまされたと思って。

し~ん……。ち、違うんです! 間違えて、その……ああ、みんなの視線が突き刺さる(-_-;

気を取り直して。

腕を胸の前で組み、上下にバタバタさせながら。
クワッ クワッ!
と、にわとりに向かってポーズを取る4人。
Momoca「ちょっとまぬけだよね w」
いやちょっとどころか、かなりまぬけですよセシたち! 3分ほどクワッ、クワッするも一向に『!』は出ません。
セシリー「ねえ、これホントにあってるの?」
さすがに疑問に思いHaccaに問いかけますが、何せ4人一斉にクワッ クワッしてるもんだから、Logがすごい勢いで流れてしまい見えてないみたい。時折みんなも何か言ってますけど、Log Backしてる間にもクワッ クワッで流れてしまいまったく読めず……。仕方なく無言でクワッ クワッを再開。そしてついに、にわとりの頭に『!』が。
セシリー「たまごおくれ~、にわとりっち!」
にわとりっち「おいおい、あんちゃん。俺のかわいい分身である卵を、ただでもらえるえるとでも思ってんのか!?」
セシリー「はいはい、分かってますよ。このスペシャリャーな餌がほしいんでしょ?」
にわとりっち「くっくっく、なかなか分かってるじゃないか。だがそれだけじゃだめだ」
セシリー「え、まだ何かあるの? あ、お水もセットで持って来いとかかな」
にわとりっち「いや、そうじゃなくだな……俺に尊敬の念をこめてCheerしろ!」
セシリー「ハハハ、殺して焼き鳥にしちゃうよ?」
にわとりっち「3分前にすでに殺害済みだろうが。まあCheerしないなら、この取引はなかったことにしよう」
セシリー「くっ……」
人間のプライドを捨て全身の力をこめてCheer! 自分に向かって両手を万歳し飛び跳ねるセシを満足そうに見た、にわとりっちはその場にうずくまり。

どうみても自分より体積の大きな卵を産み落とし去っていきました。
Dorawan「にわとりキター」
他の3人もにわとりゲットできたようで何より。
Momoca「このPetって餌あげなくても平気?」
セシリー「うん、光合成できるから(できません)平気だよ~」
Dorawan「で、どうやったら敵と戦ってくれるの?」
セシリー「無茶言わないで1撃で死んじゃうよ、にわとりっち!」
WlkとHunter以外のPetはあくまで観賞用です。かわいいその姿を見て心を癒してください :D

HaccaがRaidに呼ばれて抜け、残った3人とにわとり3匹は、Salden Farmの平和を取り戻すべくゴーレムに立ち向かいます。セシがソロで散々苦労したゴーレムたちも、3人で戦うとさくさく死んでいきなんだか複雑な気分なり……。このQuestはNPCと対象Mobが近いせいもあってか結構人気があり、ライバルがいっぱいです。この日も日本人っぽい名前の2人組みと取り合いになってしまいちょっと気まずくなりましたが、ちょうど5人ということもあり一緒にやることになりました。

PriestのDoranekoさんと、RougeのKonohaさんはいずれもLv13。セシがこの時22だったのでExp入るかどうか心配になりましたが、普通に入ってるみたい。WoWではPL対策は特にないのかな~。2人はどうやらWlkと組むのは初めてみたいです。ここはひとついい所を見せねば!

天空から隕石を召喚し落下させるRain of Fire。メテオっぽい魔法を発動~。
Doraneko「おお~!」
ホントは派手なだけのこのSpellで、Wlkの明るい所をアピールすることに成功(-_-/

まあ、でもあんまりHigh Lv Player(といっても22ですが)の助けを借りてMobを倒していくのもおもしろくないだろうと思い、セシはSpell唱えずに殴ることにしました。しましたが、EQ等ではおまけ程度だったCasterの殴りも、WoWでは100とかぽんぽん出てHate取ってしまい困る……。というかSpell唱えるより殴ったほうが強いかも?(^^; う~む、何かHate取らずに戦闘に参加する方法はないものか。

悩んだ末に今までまったく使ってなかったWandで、攻撃してみることにしました。Wand攻撃はRangerの弓なんかと同じで、いわゆるRange Attack。WoWではTanksは弓や銃、そしてセシたちCasterはWandで攻撃することが出来ます。スキルが3しかなかったため、なかなか当たりませんが当たらなくてもスキルは上がっていくので、構わずWandをしゅしゅと振る。1ダメージも与えてないセシをみんなが不思議そうに見ますが、しゅしゅ。スキルが50越えた頃から段々当たるようになり、平均ダメージは30くらい。む~、なかなか強いではないか。


後日談……MageやPriestではどうか知りませんが、Wlkのソロの場合Void君ががっちりMobをKeepしてくれるのでWandソロでも大活躍でした。もう少し早く上げとけばよかったなり……。


セシが一人後悔している間にGroup ChatではKonohaさんが絶好調でとばしています。宝箱が落ちていたのでセシが開けてみるとレアな斧がDropし、Rollになりました。Doraさん以外使える人が居なかったのでみんなパス。おめでとうCallが降り注ぐ中。
Dorawan「あ、鞄に空きがなかった~」
Konoha「オーノー」
!?
普通、初対面でいきなりギャグを飛ばすのはわりと勇気が居ると思うのですが、Konohaさんはお構いなしに連発(^^; ちょうどWestfall StewのQをやっており、いのししの内臓がなかなか出ないね~と話していたのですが。
Konoha「BSEの影響ですねか……」
な、なるるん。妙に納得させられてしまいました。はっ! いけません。その場の空気は完全にKonohaワールドに。Lv22(関係なし)としてこのまま引き下がるわけにはいきません!

またまた宝箱があり中にはポーションや生産素材、そしてバナナがありました。こ、これだ!
セシリー「Linen Clothほしい人います?」
Doraneko「あ、裁縫してるので、他にほしい人いなければください~」
セシリー「あ、DoraさんBlacksmithしてたよね。Ore(鉱石)渡すね~」
Dorawan「あり~」
DoranekoさんにClothを渡しDoraさんにOreを、そしてポーションをしっかり着服し用意は整いました。いくんだセシリー!
セシリー「じゃあ……バナナほしい人!?」
し~ん……。何事もなかったように狩りを続ける4人。うう、こんなに青く熟れて食べごろなのに無反応とは。
セシリー「そ、そんなバナナ!」
と言う勇気はセシにはありませんでした(-_-; もはやどうしようもなくなり。

無理やりMomoに押し付けました(大迷惑)

まあ、それはおいといて次々とQuestをこなしていく4人。セシがソロであんなに苦労した時計奪還Questもあっさり。死にまくったMurlocの目玉集めも 、もっさり。あまりに順調なので、セシの中にもわもわとある考えが浮かび上がってきました。
誰か死なないかな……(まて
セシリー「あ、なんか洞窟あるね~」
その洞窟は盗賊団『アーカーバダンナ』とコボルドが、武装船建造の為に鉱石を掘っているJangolod mine。以前ソロで探検し、Addしまくり泣きながら逃げ帰ることも出来ずぶっ殺された思い出の地。
Dorawan「お、中にBoss居るかな!? 寄ってこう!」
フフフ。罠とも知らず好奇心旺盛なDoraさんを先頭にし、中へ入っていく4人。セシは戦闘に参加しないことにし、1番後ろからついていきます。よし、がんばってねボルドーさん!
コボルド「俺のろうそくは誰にもわたさーん!」
セシの思惑通りにコボルドやら盗賊団員が次々にAdd。まあPriest2人いるし、どっちか死んだら助けようかのう。ふぉっふぉふぉ。
Konoha「おっぱいに矢がささった~」
!?
ま、またしてもKonohaワールドが! そして余裕でAddを捌いていく4人。む~、どうやらここのMobたちはLv11~13くらいでちょっと弱かったみたい。結局何事もなく洞窟の最深部に到着。もちろんBossとかは居ませんでした(-_-

赤いバンダナを集めるQuestも全員分揃い、報告して今日は終わろうかということになりました。ところがSentinell Hillへ向かう途中、前から14Mageさんがやってきて。
Mageさん「ハハーイAll、私は流しのEnchanterさ~。どうだい、いっちょ君たちのChest装備にEnchantしてあげようじゃないか」
注:ここからのセリフはあくまでセシのイメージです(^^;
セシリー「あ、セシも生産Encを選択したのでいいです」
あっさり断ったセシに一瞬で見切りをつけ、お次のターゲットへ話しかけるMageさん。
Mageさん「ちょっと覗くね……ああ、君のChestはEnchantされてないな。これは一大事だ!」
Momoca「あ、私も特にいいです……」
Mageさん「まあ、まあ。ちょっとTrade Window開くから、下のWindowにItem置いてごらん」
Momoca「あ、このドレスSoulbound(NDみたいなもの)なので、置けないです」
Mageさん「ハッハッハ。No Problemさ。Soulbound ItemもちゃんとEnchant可能なんだよ。Momoca君」
Momoca「へ~、そうなんですか」
Mageさん「うんうん。じゃあ、下のWindowに置いてね」
Momoca「は、はい」
自称Noと言える日本人なMomoも、執拗なMageさんの前に遂に陥落。結局Enchantしてもらったようです。まあ、セシもこのMageさんの気持ちが分からないでもないです。別に他人の装備にEncしないとスキル上がらないなんてことはないんだけど、なんとなくもったいない気がしてつい「Encさせてー」と言ってしまうんですよね(^^;

こうしてMomoのHealthが20上がり、Lvも上がってVCへ向け着々と準備を整えるセシたちなのでした。


次回予告

着々とLvを上げるDora & Momo。初めて会ったときは16もあったLv差が、あっという間に6差になっていた。
セシリー「そろそろVC行けそうだね~」
Momoca「おお、そうなんだ」
セシリー「あ、でも3人だとかなり辛いかも」
???「そこで私の出番ですよ!」
セシリー「!?」
セシたちの前に突如として現れたゴーグル装着Gnome。果たして彼の正体は!?
次回「羊使いのU登場~ゴーグルは死んでも外さんぞ!~」 乞うご期待!


Played in 2005/10/12

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