第72話 放たれた牙

EverQuest2

Nektulos Forest。かっては呪われた城Nektropos Castleを中心に亡者や異界の者が蠢く死の森だったが、冒険者達の活躍によりNektropos Castleは解放され、少しずつではあるが光が戻りつつあった。だが今、解放されたはずのこの森に再び不穏なムードが漂い始める。森でクマなどを狩っていた狩人が惨殺されたのである。当初は未だ蠢く亡者の仕業かと思われたが、その死体は奇妙だった。首筋に2つの点のような傷があり、顔はミイラのように干からびていた。

事態を重く見たAntonia、Lucan D’lereの両指導者は共同してこの事件に当たることを決める。Nektulos Forestの上流、滝のふもとにCampを設置し、調査隊を派遣するとともに冒険者達へ協力を仰いだ。そして、かってNektropos Castleを解放したあのダークエルフにも白羽の矢がたった。
???「というわけで事態はかなり深刻なのだよ。セシリー君」
セシリー「もう、急に呼び出すから何かと思ったら、またセシに面倒を押し付ける気ですか、Kirsthe様!」
Kirsthe「まあ、そういうなよ。共にFPの平和を救った仲間じゃないか」
セシリー「共にぃ? Kirsthe様は命令するだけで、実際に働いたのはセシだけだったじゃないですか!」
Kirsthe「あ~・・・・・そうだっけ?」
セシリー「そうですよ! もう今回は騙されませんよ!」
Kirsthe「ふ~む、そうか・・・ところで話は変わるが先行した調査隊によると、件の地でNew Robeが見つかったとかなんとか」
セシリー「!?」
Kirsthe「まあ、そんなに行きたくないなら今回は他の者に頼むとするかな。チラッ」
セシリー「あ~、Kirsthe様」
Kirsthe「なんだね、セシリー君」
セシリー「この任務はやはりNemuchanterたるセシにお任せください」
Kirsthe「おお、いく気になってくれたか」
セシリー「ええ、セシのRobeを求める心平和を願う心に火が灯りました!」
Kirsthe「うむ、よく言ったそれでこそ我が弟子セシリーだ!」

Kirsthe「じゃあ、簡単に今の状況を説明しておくよ。かってNektulos Forestの支配権を巡って2つの勢力が争っていた。一つは君もよく知るNektropos Castleを中心としたEverling家、そしてもう一つがD’morte家だ。彼らは激しく争ったがEverling家が勝利し、D’morte家は滅ぼされた。その後Everling家も突然Nektropos Castleが封印され、この森は閉ざされたのだ。この封印に関しては未だ原因が分かっていないのだが、まあ、それはいい。しかし、最近になってNektropos Castleが解放され、Everling家は完全に滅びたという。それによって今まで抑えられていたD’morte達の怨念が解き放たれたようだ。我々は殺された狩人は彼らの復活の生贄にされたのだと考えている。ここに調査隊が持ち帰った古い指輪がある。君にはこれを解析し、D’morteの復活を阻止してもらいたい」
セシリー「まかせて、まかせて」
Kirsthe「くれぐれも気をつけてな。これは一般には公表されていないが調査隊の多くは帰ってこなかったのだ」
セシリー「大丈夫。セシのRobeに対する情熱平和を願う心は誰にも止められません!」
Kirsthe「本音と建前が逆だよセシリー君!」
セシリー「あ!・・・・いってきま~す」
Kirsthe「ふう、大丈夫かな・・・・?」
すべてはRobeのために! Nektulos ForestへLet’s ねむねむ♪

Nektulos Forestに入り、さっそくKirsthe様から渡された指輪を調べます。こう見えてもセシはJewelerなのです(-_-/ (まあ、Lvは低いんですけど
セシリー「ふむ~、これは古代文字? 磨り減っててうまく読めないな~・・・・え?」
突然、セシの中に何者かの記憶が流れ込んでくる。
セシリー「これは・・・D’morteの見た景色!?」
ナイスな演出ですね(^^/
映し出された場所に行ってみると、そこには大きなお墓がありました。古いものなのか所々欠けていて、そしてその下には地下へと続く階段が!

かっこいいのう~
どうやら、カタコンペ(地下墓地)のようです。中央に白い光を放つ大きな棺(ひつぎ)がありました。
セシリー「この中にRobeが!? 例えミイラが着ていても、セシは剥ぎ取って着るよ!」
段々墓荒しっぽくなりながら、棺に手をかけるも開かず・・・・。
セシリー「むう、どうやら封印されているみたいだね」
周囲を調べてみると、いかにも怪しいオブジェがありました。これを触るとNamed出るんだろうな~と触ってみると、やっぱり出ました、幽霊のNamedが(^^;

Lvは35で42のセシからはConGreyです。まあ、軽く捻ってあげるよ?
まじしむって!
しむ(死ぬ)~、しむって!!

読者の皆さんには信じられないかもしれませんが(セシも信じたくないです・・・)これがEncソロの真実です! Tankと違ってHPも堅さもなく、Healerのように回復手段もなく、ScoutのようにDPSが高いわけでもないCasterで。さらにそのCasterの中でもWizardのように瞬時に高ダメージ与えられるわけでもなく、Summonerのように攻撃受けてくれるPetも居ません。いつも孤独死です、寂しいです。最近EncのDPSを見直す動きがあるようですが、まず、
Rune(ダメージ吸収Spell)を導入してください! お願いします。
HP2KしかないのでGrey相手でも2、3発で瀕死です(@_@; 後、すぐ解けるRootもまったく意味ないと思います。Fearも攻撃食らったら発動って、下手すれば1撃で死にますってば、うわ~ん(p_; ふう、なるべく日記にはこういった愚痴は書かないつもりですが、今回だけは書かせてください(^-^;

Encへの愚痴はこの辺にしておいて話を進めましょう。Namedは13体居て、すべてLv35のUp2です。先述したとおりオブジェを触るとPopするんですが、その登場の仕方がなかなか楽しく。
ばびょ~ん
骸骨が大きく伸びをして目覚める感じです。

かなり苦戦しながらもなんとか倒していきましたが、NecromancerのNarjin D’morteに負けそうに・・・。危うくまたなんちゃってFDしそうでした(>_<; Petの骨はMezすればいいんですが、DDとDoTがあまりResistできず痛い。という~かNecromancerやってるPlayerが数えるほどしかいないので、どんな攻撃してくるのかさっぱり分からず。ソロはちょっと無理そうですね(え、42なのに? とか言わない!)

う~ん う~ん
セシリー「別のNamed、Charmできないかな・・・・」
いやいや、そんなことできるわけが・・・・
いけ、ファンネルたち!
あ、できた(^^;
セシリー「36秒でけりをつける!」(Charmの効果時間が36秒)
Vander D’morteはMonkらしく、がしがし減らしてくれます。Hasteもかけてさらに攻撃Speed Up。セシはまったくのノーダメージでNajirin D’morte Killed~(^ ^  がんばってくれたVander君も、もう用済みなのでKilled~(^ ^/  なんかどんどん極悪になっていく気がしますが、気のせいだと思います。

ようやく13NamedすべてKillし終わり、再び棺へ。
セシリー「さあ、今こそセシに大いなるRobeを与えたまえ! 封印解除!」
ゴゴゴゴ
失われしアーク?
中にはRobeではなく、古びた銀製のクレストが一つ。すでにリボンはぼろぼろでその年月を窺わせます。
セシリー「な~んだ、Robeじゃないのか。もう帰ろうかな・・・・あれ? セシここに何しに来たんだっけ?」
え~っと、Kirsthe様に頼まれてRobeを・・・・じゃない。あ、そうそう狩人惨殺事件の解明をしに来たんだっけ。う~ん、Kirsthe様はD’morteが怪しいって言ってたけど、ここに居たのはスケルトンかゴーストだったし。狩人の首筋にあった2つの奇妙な点とは関係ないような。う~ん、どういうことだろう?

手に入れたクレストをじっと見つめると、奇妙な点に気づいた。
セシリー「あれ? このクレストリボンはぼろぼろなのに、銀で出来た胴体部分はまるで錆びてない・・・う、眩しい」
突然銀の部分が光を放ち暗い洞窟内を真っ白に染めてゆく、そして頭の中には水のせせらぎが聞こえる。
セシリー「なんだろう、突然滝が見たくなってきたあああ!」

Nektulos Forestにある滝といえばTimber Fallしか在りません。その周りではなぜかおっさんたちがCampしていました。

セシリー「こんにちわ~、トレレッチさん。ドワーフを見たのはBoopooさん以来です。絶滅したかと思いましたよ」
トレレッチ「ふぉふぉふぉ、あおいのう若いの。わしらドワーフはエール(麦酒)がある限り不滅じゃよ!」
セシリー「そうですか・・・・ところでこんなところで何故Camp張ってるんですか? ご飯はやっぱりバーベキューか、カレーですか?」
トレレッチ「いや、クマ鍋じゃ! あ、いやいやそうじゃなく。この先の滝の裏にある洞窟に調査隊を派遣したんだが、誰一人戻ってこなくてのう。FPのKirstheに増援を頼み、ここで待ち合わせの約束をしたんじゃ。しかし、遅いのう~。何かあったのかの」

どうやらセシのことっぽいですが、もう面倒です。帰りましょう。
セシリー「あ~、そうだったんですか。ホント一体何をやってるんでしょうね、その人は。ハハハ」
トレレッチ「うむ、Kirstheの話では血のように赤いRobeを着ていて、体から怪しい光を放つダークエルフだと。聞いておるんじゃが」
セシリー「いやいやそんな怪しい人居るんですかね。ハハハ、じゃ、セシは先を急ぎますゆえこれにて・・・・」
トレレッチ「セシ? む、おぬしもしやNemuchanter:セシリーか!? は! よく見ればその格好・・・」
し、しまったー!(@_@;
セシリー「すいません、遅れましたあああ」
トレレッチ「むう、知らぬ振りをするとはなんと用心深い。気に入ったぞいセシリー! やはりそれくらい用心深くなくては、この任務は務まらないわい」
セシリー「え? あ、ああそうですよね。ハハハ」

トレレッチ「うむ。ではさっそく任務の内容を説明するぞい。先の狩人惨殺事件の犯人じゃが、どうやらD’morteたちの仕業ではなく、この先の滝の裏にあるTomb of Nightに住みつくヴァンパイアたちの仕業だということが分かったんじゃ」
セシが死にそうになりながらD’morte Chamber調べた意味って・・・・・Kirstheさまあああああ!!
トレレッチ「ん? どうしたんじゃいきなり疲れた顔をして」
セシリー「あ、いえいえ。改めてちびっこ許すまじと誓っていたところです。お気になさらず」
トレレッチ「そ、そうか。じゃ説明を続けるぞい。さっきも言ったとおり我々は4人の調査員を派遣したんじゃが、誰一人として帰ってこなかったんじゃ。そこで君の出番と相成ったわけだ。頼んだぞい、セシリーよ!」
セシリー「がんばりま~す」

滝Timber Fallの裏側にあるTomb of Nightの入り口に立ち、なんで扉ついてるね~んとつっこみながらZone in。
顔色わるっ!
中はどうやらInstance ZoneらしくPlayerはセシ一人でした。顔色悪いヴァンパイアさんに挨拶し、Top用のSSを撮ってさっさと帰るやる気のないセシリーなのでした。


※実際のPlayではもちろんKirsthe様出てきません /ClaimでRingがもらえます
D’Morte ChamberとToNはLv30~40代のGroup向けで、セシはちょっと適正すぎちゃった感じでした。2代目主人公のあの子で遊び倒したいと思いますが、それはまた先のお話。

次回予告

ToNをすっかり放置し、新たなる地へと旅立つセシリー。
そこで待っていたのはもはやお約束のあの人だった。
セシリー「あ、あなたは!?」
???「ふぉっふぉふぉ、来たか若いの」
Lupinusが誇る2人の吟遊詩人のメロディーに乗せて送る、新たなる戦いの物語。
Ranger:N氏も満を持しての登場です!
次回「酔っ払いの美学~酒におぼれたGさん~」 乞うご期待!

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