第39話 昨日の友は今日の敵~Coldain Shawl Quest~

EQ_Progression

氷の大陸Veliousでは3つの種族が争っていました。1つは高い知性と精神力を持ったドラゴン族、1つは強靭な肉体を持つ巨人族、そして最後の1つは知性も肉体も平凡だが数は多いドワーフ族です。

彼らドワーフの町『Turgadin』では、今日も敵対する巨人族にどうやって抵抗するか話し合われていました。
Grand Historian Thoridain「ドラゴン族に送った使者はどうなった?」
Loremaster Borannin「未だ帰りません」
Thoridain「むう、もしやGiantの刺客にやられたのか? ドラゴン族の協力が得られないとなると、いよいよ我らは苦しくなるぞ」
Borannin「ここはひとつDain4世陛下に近衛騎士を率いてもらうしか」
Thoridain「それは無理だろう」
Borannin「何故です!? 我らの国が潰されるかどうかの瀬戸際なんですよ!」
Thoridain「あの方は・・・・今昼寝中だ」
Borannin「は? 今、なんと仰いました??」
Thoridain「Dain陛下は今爆睡中なのだ。それに起きてもどうせすぐ冒険者達に面白半分で殺されるだろう」
Borannin「この国もうだめだよ・・・」

???「フフフ、お困りのようですね」
Thoridain「何者だ!?」
柱の影から一人の魔術師が現れた。
Thoridain「やや、そ、そのRobeはもしや!」
Borannin「ドラゴンに愛された守護者しか着れないと云われる、あの伝説のおおおおお!!」
セシリー「そうGuardian Robeです! えへへ、いいでしょうあげませんよ。3秒間なら触らせてあげますが」
Thoridain「むう、うらやましい・・・・あれ、でもちょっと待て。そのRobeは守護者たるガーゴイル一族に伝わるものだったような」
セシリー「ぎくっ」
Borannin「それに伝承に伝わるより胸の模様のピンクが赤すぎるような。そうまるで返り血を浴びたかのように・・・」
セシリー「・・・・・・」
Thoridain「・・・・・・」
Borannin「・・・・・・」
Thoridain「く、曲者だー! Giantの刺客が入り込んでいるぞ、であえであえ!」
セシリー「わわっ、ま、まって!」
Borannin「今更、何を言うつもりだ。お前がDragonたちに敵対する者である事はそのRobeが物語っているぞ!」
セシリー「いや、違うんです。実はこれ『Guardian Robe』じゃなく『Gardening Robeなんですよ。はい!」
Borannin「な~んだ、そうだったんですかまんまと騙されるところでしたよ。あなたも人が悪い、フフフ」
セシリー「ちょっと見栄はっちゃいました。ハッハッハ」
Thoridain「ってそんな訳ないだろう! なあ、Boranninよ」
Borannin「えっと、ですねそれであなたに頼みたいというのはですね」
セシリー「はいはい、なんでしょ」
Thoridain「え、シカト? わし一応Grand Historianなんだけどこの町じゃ結構偉いんだけど、ねえ」
Borannin「まずはGiantたちのToe。あ、歯じゃなくて足の指ですよ。それを4個取ってきてください」
セシリー「分かりましたん」
Thoridain「わしの話も聞いてよ!」

そんなこんなでSoVを代表するマゾQuest『Coldain Shawl Quest』始まっちゃいました(^^; Caster/Healerやってた人は、まだ覚えている人も居るかもしれませんね。最終段階である8thまでいけば、PoPが出ても十分使える性能の肩がもらえるこのQuestですが。その過程は過酷、お金かかりすぎ、そして何より『運』に左右されるのです! 途中失敗して何度みんなに愚痴をこぼしたか分かりません。汗と涙の結晶という言葉がホントに似合うShawlですね、はい。今回は野良でしかもソロ、どこまでやれるか分かりませんけど、とにかくやれるとこまでやってみるです。

― 1st Shawl ―

Quest Item『Frost Giant Toes』x 4

なかなか出なかったけど、Fac上げに来ていた外人さんに混ぜてもらい4個集まりました。

― 2nd Shawl ―

Quest Item『Frost Giant Head』 x 10
これは1st Partと同時に集められるので、同じく外人さんGroupに混ざり時間かかりましたが10個Get~。

セシリー「GiantたちのToe4個持ってきました。ちょっとにおいきついですよねこれ」
Borannin「え、洗ってこなかったの? 気がきかないなあ君は。まあいい外は寒いだろうからこれでも使ってよ」

セシリー「わ~、ありがとう。へぼい性能のせいでよけい涼しくなれそうです」
Borannin「・・・では、次の仕事だ。そうだなGiantの頭を10個持ってきてもらおうかな」
セシリー「あ、持ってきました~」
Borannin「おお、何でそんなもの持ってるんだ。はっ! さては君『頭コレクター』だな!」
セシリー「いえ、Robeだけで十分です」
Borannin「じゃあ、この箱に頭10個詰めて・・・Combineしてね」
セシリー「え?」
Borannin「コンバインだよ、コ・ン・バ・イ・ン!」

セシリー「な、なんか違くないです? ホントにこれで合ってます? というかこれオーガの頭では??」
Borannin「いいから、いいから。ほらさっさと押した、押した!」
セシリー「は、はい。ではポチッと」
ぶっしゃ~
セシリー「破滅的な音が・・・・あ、なんか箱から漏れてきたんですけど赤いの!」
Borannin「ぷ、まさかホントにやるとは」
セシリー「あ、あんた」
Borannin「怒るな、怒るな。ほらさっき渡したShawlを貸してごらん」

セシリー「わ~、これを使ってどうやってGiantと戦っていけっていうんでしょうね。ハハハ」
Borannin「まあ、うちの女房のお古だしな。ぼそっ」
セシリー「はい?」
Borannin「いや、なんでもない。それでは張り切って次の仕事いってみよう~」
セシリー「次はなんですか?」
Borannin「唐突だが君、料理は得意かね?」
セシリー「はあ、若い頃からワニ肉の瓶詰めやお魚ロールで多少は鍛えてますが」
Borannin「トレビアーン!」
セシリー「な、何なのこの人ー!?」
Borannin「はい、じゃこのシールを肉屋のMordinに見せてね。後のことは彼に聞いて」
セシリー「は、はあ」

TurgainのBank横にある肉屋『Mordin Meat』、主人のMordinは肉屋なのに近所の奥様方に大人気のシェフという、訳の分からない設定のお陰で毎日大忙し。
Mordin「ああ、忙しい、忙しい。今日は複数の出前も頼まれてるんだよなあ、Boranninさまに頼んだ助手はいつ来るんだろう」
セシリー「あのう、すいません。実は私、Boranninさんの紹介で」
Mordin「おお、やっと来たか! フフフ、さっそく働いてもらうよ!」
セシリー「え、あのこのシールをですね」
Mordin「ああ、そんなものいいからその辺に捨てておきなさい。ささっこっちへ」
セシリー「いいのかなあ」
Mordin「まずはツンドラ熊のサンドイッチだクマー」
セシリー「熊のサンドイッチですか?」
Mordin「こら! このサンドイッチを作る時は、必ず語尾にクマーをつけるんだクマー!」
セシリー「わ、分かりましたクマー;」
Mordin「よろしい、ではレシピを渡すクマー。できたらGuardのLeifに届けるクマー」
セシリー「了解クマー」

― 3rd Shawl ―

Quest Item

  • 『Tundra Kodiak Meat』 x 1
  • 『Frost Bunny Meat』 x 2
  • 『Ulthork Meat』 x 2
  • 『Snow Griff Egg』 x 4


East Wasteの橋近くにPopするんだけど、結構お肉出ません。Ring Questでこいつの皮使うので結構ライバル多し。
セシリー「こんにちわLeifさん。いつもお勤めご苦労さまです。お昼のサンドイッチですクマー」
Leif「ぷ、なんだいそのクマーってのは。ハハハ」
セシリー「・・・・・」
Leif「どれどれ、がぶっ・・・こ、これは極寒の地に棲むと言われるツンドラ熊のサンドイッチじゃないのか!」
セシリー「何で分かるんですかクマー!?」
Leif「ふう、うまかったよ。ああ、そうだついでにこのナプキン洗っといてよ」
セシリー「了解クマー」

セシリー「出前終わりましたクマー」
Mordin「ふむ、彼の反応はどうだったクマ?」
セシリー「笑われたクマ・・・・」
Mordin「・・・では次の出前だ。今度はウサギ肉の熱々シチューだ。このシチューを作る時は語尾に・・・」
セシリー「それはもういい・・・」
Mordin「ちぇ、ちゃんとポットに入れてTritaに届けてくれ」


EWに居る、つぶらな瞳のうさたんを撲殺しお肉を2個頂戴します。辛い(p_; ポットは陶芸で作らないといけないので結構面倒なり。
セシリー「ああ、うさたん、うさたーん」
Trita「きゃ、なんなのあなた!」
セシリー「あ、すいません。『Mordin Meat』の出前持ちセシリーです。ウサギ肉の熱々シチューをお持ちしました」
Trita「まあ、ありがとう。熱いうちにいただくわね・・・・こ、これは極寒の地に棲むと言われる雪ウサギのシチューじゃないの!」
セシリー「だから、なんで分かるんですか?」
Trita「ああ、おいしかった。ありがとう、このポットは返すわね」
セシリー「まいど~」

Mordin「おう、おかえり。どうだったかな?」
セシリー「むしろセシがあのシチュー食べたかったです」
Mordin「ば、ばかやろう! 貴様それでも料理人か!?」
セシリー「Encなんですけど!」
Mordin「まったく近頃の若い料理人ときたらぶつぶつ。ああ、そうだ次は急ぎの出前なんだ。牙丸ごと入りセイウチパイを作って、LorekeeperのBritaに持っていってくれ。ちゃんとPie皿に入れて焼くんだぞ」
セシリー「ほ~い」

SS撮り忘れたー(>_<; Ulthrok MeatもやっぱりEWでとれます。セイウチ人間なり。これも陶芸でPie Tinを作る必要があるのと、材料のひとつ『Clump of Dough』を作るのが面倒。卵を使うんだけど、材料は売ってないのでわざわざSroまでいって蛇の卵取ってきました(^^;

Brita「ああ、おなかすいた。イライラするわ! ちょっとそこのあなた何見てんのよ!」
セシリー「ひっ、すいません私は出前で」
Brita「ああ、な~んだ『Mordin Meat』の人ね。はい、じゃさっそく今日のお昼をもらおうかしら」
セシリー「え~、本日のランチは牙丸ごと入りセイウチパイです」
Brita「説明はいいから早くよこしなさい! がぶっむしゃむしゃ。痛っ、痛たた。ちょっとこれ牙が刺さるじゃない。何で丸ごと入れてんのよ!」
セシリー「セシに聞かれても・・・・」
Brita「まあ、味は悪くないわね。これは極寒の地に棲むと言われるセイウチ人間の肉を使ってるのね」
セシリー「なに、Coldainはみんなグルメなの?」
Brita「ふう、おなかいっぱい。気分もよくなったところで昼寝しよ~っと。はい、これ空のパイ皿」
セシリー「仕事はー!?」

Mordin「ずいぶん疲れた顔をしているなセシリー君、大丈夫かね?」
セシリー「んもう、いったい幾つ出前させる気ですか。そろそろ解放してくださいよ!」
Mordin「分かった、分かった次で最後だから、届けるのはThoridainさまで料理は雪グリフのふわふわスフレだ」
セシリー「出たな雪グリフ!」
Mordin「む、知っているのか?」
セシリー「あ、いや何だか嫌な記憶が蘇りそうで」
Mordin「何だか分からんがしっかり頼むぞ~」
セシリー「は、は~い」


間違いなく3rdの中で最難関のパートです。ターゲットのsnow griffinはEWのMob全部がPH。どこに出るか分からないという素敵仕様。うん、呪われればいい・・・。最初はふらふらとEW中歩き回っていたんですが、Allakを見るとKael-ST間でMammothなどを狩ると出やすいみたいです。1日3時間くらいずつちょこちょこやって、

Druと競争になったり、

セシよりさらに運の悪い人に出会ったりしつつw 4日かかってようやく4個集まりました。総Camp時間12時間以上、マゾすぎ・・・。しかもこれ失敗あるんですよ。信じられませんというかVeeshan時代1回失敗しました。


もう、コンバインはどっきどきですよ。目を閉じて・・・・お願い、ぽちっ。

成功! 日記的には失敗ですが成功です! ←何言ってるんだセシは、ぶっちゃけこれ失敗したら引退だったかも?(^^;

セシリー「Thoridainさ~ん」
Thoridain「おお、お主は先日の・・・そうか、ようやくわしのありがたい話を聞く気になったんだな。よろしいそこに座りなさい」
セシリー「いいからこれを食らえ!」
Thoridain「むわあ、何をするか! もぐもぐ・・・・こ、これは極寒の地に」
セシリー「じゃ、シールもらっていきますね。まいど~」
Thoridain「ちょっと、語らせてよー!」

セシリー「出前終わりました」
Mordin「うむ、よくぞ数々の試練の出前をこなしてくれた。今や君は立派な料理人だ」
セシリー「このクエスト絶対方向性違うよね・・・・」
Mordin「さあ、そのシールを持ってBoranninに会うがいい」
セシリー「え、あれ。Mordinさんは何もくれないんですか?」
Mordin「ふ、私はもうすでに君にあげているさ。情熱という名のレシピをな!」
セシリー「・・・・お世話になりました」

Borannin「あれから1週間か随分時間がかかったようだが、無事Mordinの使いを果たせたようだなセシリーよ」
セシリー「ホントにあれがQuest内容なんですか? どっかで間違えてません?」
Borannin「何をいうちゃんとこの求人広告の通り電話して・・・」
セシリー「は?」
Borannin「おかげで私の元には君のアルバイト料ががっぽり入ったよ。ハハハ」
セシリー「・・・・もう、いいからShawlください」
Borannin「うむ、受け取りたまえ」

Rangeは結構性能いいよね、素直にうれしい。Shawlは実用段階までもうちょっとといったところでしょうか。

始まったColdain Shawl Quest。8thまでの道のりはまだ遠い・・・・つづく(のかな^^;


Lv50 ダークエルフEnc:セシリー
Lv48 ダークエルフCle:エリィ

次回予告

辛い辛い3rd Shawlを乗り越えたセシは、クリスタル輝くあの洞窟へやってきた。
???「たけのこ魔人、たけのっこーん参上!」
???「Call me Queen! スパイダー女王見参!」
???「どこにいるのか分からない。出口はどこ!? ハルバリスト今ここに!」
???「我ら3人揃ってCC戦隊・・・」
セシリー「もう、いい帰る・・・・」
果たしてセシリーは生きて帰ることができるのか!?
次回「まさかの死亡~え、ここ30代のZoneですよセシリーさん~」 こうご期待!


Played in 2006/09/17

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