第34話 井戸の底のイド
Caster AQ5も残すは毒蜘蛛8匹Killのみとなったセシリーは、FP内のダークエルフの町Longshadow Allyに戻っていた。自分の着ているRobeをじっと見つめ、一言呟きます。
セシリー「ふう、新しいRobeほしいな~。Kirsthe様は何時になったらRobeくれるんだろう」
セシが現在着ているRobeはLv10のクラス選択時にもらった『Academic Robe Of Enchancement』
今でもすっごい気に入ってますが、そろそろ新しいRobeがほしいお年頃。道行くCaster達も大抵はクラス選択時のRobeを着ています。
そんな群衆の中をひときわ目立って歩く一人のCasterが、
うわ~、なんて派手なRobeだ。
Ceciry tell to Hody "Hi can i get your robe link?"
Hody told to you "sure"
Broken Englishでいきなり聞いてしまうセシ。Robeの名前はLiandrin’s Oracle Robe。う~ん、どこで手に入るんだろう(^^;
さて、AQの続きをするべく今日もNektulos Forestの静寂を壊しましょう~。
You say out of character "24Coercer LFG-"
Nektulos Forest。そこは本当に静かな森です(反応なし(p_;) 途方にくれるセシに救いのTellが。
Taralos told to you "暇ならどっかいかない?"
You tell to Taralos "セシをExpに連れて行って(- -"
持つべきものはよきクマですね(?)、TSドックで待ち合わせの約束をしLet’s ねむねむ♪
ドックへ着くと相変わらずTartはクマでした。果たして彼の本当の姿を見る日は来るのでしょうか(^^; 初めは2人でしたが、続々とクマの下に冒険者達が集まりフルパーティーに。
Guardian、Ranger、Templar、Dirge、クマ:Tartalos、Nemuchanter:Ceciry
(すいません、名前忘れてしまいました^^;)
Ranger「どこ行きます?」
Guardian「RoVでいいかな~」
Tart「ほい~」
セシリー「うい~」
You say Nemunemu(1) "で、RoVってどこ? ToVの奥のクエスト?"
グループチャットでは知ってるように振る舞い、ねむチャットでTartに聞くセシ。見栄っ張りめ!
Tart say Nemunemu(1)"TSにあるダンジョンだよ~"
You say Nemunemu(1) "なるるん"
TSはこの前迷いまくったの合わせても2回目、おとなしくついて行きましょう。
ってTart早! 短い足をせわしなく動かしズドドドドと効果音つきそうな勢いで走るクマ。必死にそのおしりを追いかけます。
橋を渡り、山を壁際に進んでいくとケンタウロスが見えました。セシからはIndi(Non KoS)、こんなところでも、ああ、やっぱりここはKaranaなんだなと実感。
ケンタウロスたちをパスし、しばらく進むとスケルトンがうろつく真ん中に井戸が。どうやらここがRuins of Varsoon。通称RoVらしい。右クリックしZone In~。
中に入ると洞窟が広がっていました。洞窟特有の暗さはなく、FGより断然明るいですね(^^ Tartの案内で移動開始。Zoneして少し進むとすぐに丸い大きな穴があいています。道はその穴を囲むようにして作られていました。その道を少し進んでいくと、
Guardian「じゃ、ジャンプね」
All(セシ除く)「OK~」
え? なになに? みんなが見ている方向を見てみると、道から外れたところに横穴があいています。それっと次々ジャンプしていくメンバーズ。Tartも軽やかにクマジャンプです。いきなりこんなアクション求められるとは。下の大穴を見ると、蜘蛛が口をカパカパさせ セシを待ち構えている。うう、おっかない(@_@; 意を決しみんなのマネで壁の半分くらいまで歩き、そこからジャ~ンプ!
すた
10.00! 10.00! 10.00! 10.00! ブラボー、ブラボー。
セシの心の中で拍手と歓声が巻き起こる。ふ、ちょろかったね?(- –
横穴からさらに奥へ移動~。
Guardian「そう言えば、みんなOracle Robeのクエスト受けた?」
な なんだってー!? (c)Tamariel。セシ憧れのLiandrin’s Oracle Robe。それがこの地RoVにあったとは!
Taralos「セシまだだよね、受けに行く?」
セシリー「ぶひー(ぜひー)」
おおはしゃぎのセシを連れやってきました。裁縫Room。Oracle Questはこの中!
Guardian「じゃ、ちょっといっぱい来るからがんばってね~」
セシリー「OK、10くらい来てもいいよ!」
Oracle Robeを目前にし、やる気いつもより200%増し! さあ、来い!
Guardian「Incoming a mindless tailors」
3かな? Cast~ あれ? あれれ?
a mindless tailors「であえ、であえ~」
a mindless tailors「Oracleを渡してたまるか!」
わらわら増え6、7体に(>_<) 思わず止まってしまうMez。うう、Cast~ Mez! Mez! Meserized(Lv22Mez)で1Mezed。さらにFanction(Lv10Mez)で~と思ったら、
a mindless tailors「力の差は悲しいものだなセシリーよ(- -」
Fanctionが唱えられない(@_@; メッセージをよく読んでみると
このすぺるは~ たいしょうにたいしてれべるがひくすぎるため となえられません うふ
なんてこったー、またMez1個に逆戻りですか。うう、Recast遅い。3Mezまでしかできない、うわ~ん(p_;
役立たずのセシは置いといてKilled~。裁縫部屋に入ると、
Ranger「このスクロールがOracleのだよ」
クリックしてみる。
セシリー「3つあるね」
Ranger「うん、3つ全部できるよ。1個ずつだけど」
セシリー「なるるん」
Robeの他にSlipers、Earringとありましたが、迷わずRobeを選択。クエスト内容を見ると、まずはAntonicaに居るOracle Liandrin’sに会いに行けと書いてあります。う~ん、今すぐでも飛んで行きたいところですがそうもいきません。
裁縫部屋を後にしたセシ達はRoVの中の狩場を歩き回りますがどこもCamped。人数見ると80人も居ますね。Instanceもされてないので、思い切って狩場をTSに変更~。
Ranger「じゃ、Evac~」
声と共に空中に文字を描くように手を動かすRanger。おお、初Evacだ。しゅわわーんとLoad画面になり、Entに戻ってきました。
セシリー「Cast Time0なんですね~」
Dirge「いや私、先に唱えてたw」
なるるん(^^;
梯子を登り再びTSに帰ってきました。RoV近くに居る骨を狩りますが、どうにもExpがよくないとの事でGnollを狩ることに(Spellはいっぱい出たんだけどね)Yeah。遠くから見たことはあったけど狩り自体は初めて。ドキドキしながら皆の後をついていきます。そんなセシの前に巨大な影がかかりました。その名はFirerock Giant。
うわ、でか! 大きなと言うより巨大な体。パンツ一丁ルック、そして光る頭。インパクト抜群ですね(- - 幸い離れていたので戦闘にはならず一行は橋へ。とここで、一応日記書き(1ヶ月くらいずれてるけど)であるセシの血が騒ぎます。もうちょっと近づいてSS撮りたい! みんなが橋を渡る中、一人Giantに近づき。
セシリー「笑って~(^^」
Giant「にっこり」
バキ
次の瞬間 セシは死にました・・・・。
一体何が!? SS撮ってたGiantには殴られていません。
Tartalos「あ、ちょうど橋の周りの4体Repopしたね」
Templar「ついてないね~」
なんかSS撮りに行かなければ、Repop前に橋を渡りきれた気がしますが、
セシリー「そ、そうね~」
黙っておきました(- -/
RezをもらってようやくCamp場所の橋に着きました。前方には牙みたいな巨大な石が円を描くように建っておりEQ1のPawみたいですが、その真ん中は大きな穴が空いており、水がたまって湖になっています。Luclinの欠片がPawに直撃したのかな(^^; そして~。
Gurdian「Incoming a sabertooth hunter」
しっぽをふり牙を剥き出しにしてやってきたのは。
セシリー「きゃー、ノルさんこっち向いて~」
Gnoll「あ、右斜め45から撮ってね。撮影は一人5枚までよ」
パシャ、パシャ。戦闘そっちのけでGnollを激写! たま~に3、4来る以外はすべて1か2Inc。まったり、まったりとCampは過ぎていきました。
そして今日もダウンのアナウンスが入りグループは解散。みんなゲートでQeynosに帰っていきました。セシはゲートする前に、気になってたCamp場所近くのGiant NPCに会いに行きます。
セシリー「こんにちわ、Chief Derrogさん」
Derrog「よくきたのうセシリー。いきなりだが君の力を試させてもらおう。Gnollを30体Killしてきなさい」
セシリー「え、今散々Killしてきたんですが、ココから見えませんでした?」
Derrog「わしゃ近眼でのう。さっぱり見えんかったわい。ふぉっふぉふぉ」
うわ~ん(p_;
ダウンを挟んで次の日。Oracle Robeのクエストを進めるべくセシは、Antonicaにきていました。目的地はOracle Tower。きっとこの前Tartに会いに来た時、グリフィーに乗っていったOracle Stationの近くなのでしょう。
セシリー「じゃあ、Oracle Stationまで頼むよ。グリフィー君」
グリフィー「申し訳ありませんセシリー様。当ステーションではEvilの方のご搭乗はお断りしています」
セシリー「え この前乗せてくれたじゃん」
グリフィー「あの時はご一緒にいらっしゃったTartalos様に頼まれて、仕方なく運んだのです。失礼ですが今日はお一人の様子ですので」
セシリー「グリフィー君、人種差別はいけないよ。『生命に色はない』ってアニーさんも言ってたよ!」
グリフィー「規則ですので申し訳ありません。お引取りを」
うう、ひとっとびのはずがてくてく歩く羽目に。きーグリフィーめ!(>_<) 無理やりAntonicaに広がる自然を満喫しながら、一路Oracle Towerを目指します。広大な草原と美しい川の流れ、さっきまでの怒りが収まり心が澄んでいくようだね。
Gnoll「うわお~ん」
むう(- – ; Commonlandではラナン君たちオークが主役でしたが、どうやらここAntonicaではGnollがその役目を担っているみたい。そこら中にGnollがおり、旅人を追っかけまわしています。ちょっとこのサーバーの名前でもあるGnollのダンジョン、BlackBurrowに寄ってみたい気もしたけど、我慢の子でOracle Towerへ。
TSから10分ほど歩きようやくOracle Towerが見えてきました。遠すぎDeath! Towerに近づきながら今更あることに思い至りました。さっきのグリフィー君にも言われましたが、ここは光の指導者Antoniaが治めるGood系種族のZone、Antonica。当然Oracle Towerに居るNPCもGood系でしょう。一方セシはダークエルフ。Evilの筆頭とも言うべき種族です(^^; 果たしてクエスト進めることができるんでしょうか?
びくびくしながらNPCに声をかけます。
セシリー「や、やあ、いい天気ですねOracle Liandrinさん」
リアン「こんにちわ、セシリー。ダークエルフがこんな所まで来るなんて珍しいわね」
セシリー「うん、ちょっとVarsoon遺跡でこの絹を拾ったんだけど、Robeにする方法を教えてもらいたくて」
リアン「あら、あの絹を持ってきてくれたのね。じゃあお礼にこのRobeをあげるわ」
ええええええ!?
セシリー「こんな簡単にRobeもらっちゃっていいの? ドラゴンを退治してくるとか、Lucan様を暗殺せよとか言われるのかと思ってたよ」
リアン「そんなことないわよ、はいRobe(^^」
リアンからLiandrin’s Oracle Robeを受け取るセシ。
セシリー「うれしい、ありがとう。リアンさん!」
リアン「いえ、お安い御用よ。あの絹は他にも2人ほしがっている人が居るから、気が向いたら持っていってあげてね、もっともQeynosの街中だから貴方ではむずかしいかもだけど(^-^;」
セシリー「そうだね、とにかくありがとう~」
リアンと別れ、早速着替え、着替え。
う~ん、感激(^^/
こうしてセシリーは新しいRobeを手に入れ AQのことはすっかり忘れるのでした。
補足
Freeport側 AQ6 Robe
Liandrin’s Oracle Robe
う~ん、AQやる意味が(^^;
次回予告
New Robeを手に入れ浮かれるセシに叱咤を飛ばすKirsteh!
Kirsteh「セシリー、この前頼んだ件はどうなっているんだ!?」
セシリー「うふふ、どうですかこのRobe? Kirsteh様」
Kirsteh「ばかも~ん! 何時までもうかれてないでさっさと任務を果たして来い!」
仕方なくAQ5を再開するセシリーの前に立ちはだかる黒い影!
???「あまい、あまいぞNemuchanter!」
セシリー「く、なんてこった!」
一体セシリーの身に何がおこったのか!?
次回「沈むねむ、主役交代」 乞うご期待!
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